JR門司港駅
じぇいあーるもじこうえき □福岡県北九州市





<旅の起点でもあり、終着点でもある。>
JR門司港駅は、日本で2つしかない国の重要文化財に指定された駅舎の一つです。1914年に竣工したネオ・ルネッサンス様式の建物は、7年にわたる復原工事を経て、2019年に再オープンしました。駅舎の内部も豪華で、大正時代の趣きが隅々まで残されています。駅のホームにはベンチがなく、レトロな駅名看板が風情を醸し出しています。旅の起点であり、終着点でもある門司港駅は、昔も今も街のシンボルとして多くの人々に親しまれています。
所要時間:15〜30分(見学)
旅の起点でもあり、終着点でもある。
降り立った瞬間に感じ取れる、普通の駅とは全く違う雰囲気。レトロな情緒にあふれた駅のホームは、訪れる人々を優しく迎えてくれます。そして改札を出て振り返った時、駅舎の豪華さと存在感には圧倒されます。JR門司港駅は現役で使われている駅舎としては日本に2つしかない、国の重要文化財に指定されている(もうひとつは東京駅)貴重な建築物です。また九州を縦断するJR鹿児島本線で最も北にある始発駅として、今も旅人を迎えています。

ベンチがなく余計な広告や看板も一切ない、レトロな情緒にあふれた門司港駅のホーム。


九州を縦断するJR鹿児島本線の終着駅。


駅前にある「バナナ叩き売り発祥の碑」。
「門」を想起させる、門司港駅の壮観。
現在の門司港駅は2代目で、1914年に竣工した建物。2012年から7年にも及ぶ復原工事と耐震補強が施されたうえで、2019年に再オープンしました。外観はネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる左右対称の建築様式。堂々とした佇まいです。正面に門をイメージした二階建ての部分と、その左右に平屋の建物が続いています。中央には1918年に取り付けられたという大時計が今も動いています。また駅前は広場になっており、定時になると噴水が上がる仕組みになっています。広場には「バナナ叩き売り発祥の碑」も立っています。

現在の門司港駅は2代目で、1914年に竣工した建物。国の重要文化財に指定されている(もうひとつは東京駅)貴重な建築物。


建物の中央正面に据えられている大時計。


細かな箇所まで優美なデザインが見られる。
惚れ惚れする、レトロな駅の世界。
駅舎の内部も大変見ごたえがあります。二層吹き抜けになったホール、左右には観光案内所やスターバックスがレトロな空間を活用して営業しています。写真に収めると気づくのですが、隅から隅まで大正時代の趣きが残されていて。古い駅として素晴らしい風格に、惚れ惚れとしてしまいます。
また2階では旧貴賓室、旧次室、屋根裏が覗ける小窓などが見学できます。構内には戦前から使用されている洗面所、青銅製の手水鉢、上水道など様々な歴史的資産が残っています。

駅舎内のレトロな雰囲気も特筆すべきものがある。隅から隅まで大正時代の趣きが残されていて、重要文化財に相応しい風格。


左側のドア向こうには観光案内所がある。


ホーム側の外壁にも溢れる、立派な洋館の趣き。


門司港駅の歴史を振り返るパネル展示。


改札を入ってすぐにある「旅立ちの鐘」。
全てが完璧に、懐かしい駅の風景。
改札内も素敵。門司港駅のホームにはベンチがなく、余計な広告や看板も一切ありません。レトロな駅名看板だけが屋根から下がっていて、風合いのある情景。ホームの屋根の柱や屋根の内側は木製で、屋根を支える梁には線路のレール材が使われています。また駅員も門司港駅オリジナルのレトロな制服を着用しています。他にも九州鉄道の起点を表す「0哩(ゼロマイル)標」、戦時中の金属供出から逃れた「幸運の手水鉢」などの見どころも。改札を入ってすぐにある「旅立ちの鐘」「幸福の泉」も人気です。

ホームの屋根の柱や屋根の内側は木製で、屋根を支える梁には線路のレール材が使われているのだそう。


レトロな駅名看板が情緒たっぷり。


九州鉄道の起点を表す「0哩(ゼロマイル)標」。


昔ながらの信号も保存されている。


門司港駅から小倉、博多へと向かう。
昔も今も、街のシンボルとして。
旅の起点でもあり、終着点でもあり、さらに関門海峡で本州と向かい合う中継点でもある門司港駅。長い歴史の中で多くの旅人が通り過ぎた駅は、ノスタルジックな趣きを纏って今もこの街のシンボルとして聳え立っています。

門司港駅の駅前広場全景。旅の起点でもあり、終着点でもあり、さらに関門海峡で本州と向かい合う中継点でもある場所。


駅構内に展示されているSLの主動輪。


鮮やかな赤色がまぶしい列車が行き来する。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- JR鹿児島本線・山陽本線:「門司港駅」で下車。鹿児島本線の起点駅です。
- 北九州空港利用:エアポートバスでJR小倉駅へ(約33分)、小倉駅からJR門司港駅まで電車で約15分。
- 福岡空港・博多駅から:
- 地下鉄+JR/新幹線で小倉駅へ→門司港駅へ(博多〜小倉:約1時間30分、小倉〜門司港:15分)。
- 西鉄バス+JRルートもあり(福岡空港→小倉→門司港)。
■車でのアクセス
- 九州自動車道:「門司IC」または「門司港IC」で降り、一般道で門司港レトロ地区へ約5~7分。
- 都市高速:春日IC経由で約5分で到着可能。
- 駐車場:駅周辺に民間の有料駐車場あり。駅舎に専用駐車場はありません。
詳細情報
名称 | JR門司港駅 |
---|---|
所在地 | 福岡県北九州市門司区西海岸1丁目5-31 |
問い合わせ先 | 093-321-8843 | JR門司港駅 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.jrkyushu.co.jp/railway/station/1191912_1601.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/門司港駅 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g303160-d1423825-Reviews-Mojiko_Station-Kitakyushu_Fukuoka_Prefecture_Kyushu.html |
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