ポートアイランド
ぽーとあいらんど □兵庫県神戸市





<山から海へ、神戸街づくりの結実。>
「山、海へ行く」のキャッチコピーのもと、六甲山を削って作られた壮大な人工島「ポートアイランド」。住宅地や企業、教育機関などが揃う理想の街として誕生しました。阪神淡路大震災を乗り越え、今も成長を続ける新しい都市です。ポートライナーに乗って街並みを眺めれば、その計画的な街づくりの様子を体感できます。本記事では、ポートアイランドの魅力やアクセス、そして実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
所要時間:60〜90分(散策)
山から海へ、神戸街づくりの結実。
何もない、海しかない場所に、土地を作ることから始まった街づくり。まるでシムシティさながらの壮大なゲームのように、1966年から15年に渡る計画が動き出しました。「山、海へ行く」というキャッチコピーが表すように、六甲の山から土を神戸港沖に埋め立てて広大な人工島が造成されました。1981年に完成。島は「ポートアイランド」と命名され、日本で初めてのウォーターフロント都市として産声を上げたのです。当時、世界最大の人工島でもありました。

「山、海へ行く」というキャッチコピーで、六甲の山から土を神戸港沖に埋め立てて造られた巨大な人工島。


島で最も高いビル「神戸ポートピアホテル」。


島内から三宮方面の交通を担う「ポートライナー」。


日本で初めてのウォーターフロント都市。


神戸への入港を補助するタグボートの基地。
全て揃った、理想の街づくり。
ポートアイランドは人工島の中に団地を中心とした住宅地、大企業の本社が集まるエリア、巨大なクレーンが林立する埠頭エリア、随所に設けられた公園、幼稚園から大学までの教育機関、総合病院や大型スーパーなど、まさに都市として必要なものが全て揃った理想の街づくりがなされました。1981年には「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア'81)」も開催され、来街者は飛躍的な伸びを見せたといいます。博覧会跡地はその後も遊園地「ポートピアランド」として活用され、多くの人を集めます。当時は郊外の丘陵地へ建設されるのが普通だったニュータウンも、海上でしかも都心から近いこともあり大変な人気だったといいます。

広大な住宅地を中心に、全てが揃う理想の街づくりが進められた。現在では約15,000人が暮らす。


島への入口となる「神戸大橋」。


神戸大橋は日本初の2階建てのアーチ橋。


海も山も近い、神戸らしいワンシーン。


ポートライナーは世界初の無人自動運転。
今また、島は成長の一途を辿っている。
ポートアイランドが1つめの転機を迎えたのは、1995年の阪神淡路大震災です。大規模な液状化現象で島内のあらゆる都市機能が麻痺してしまいます。人口も10%以上減ってしまい、島には不安が襲ったといいます。しかしその後は時間をかけて復興し、2006年には2つめの転機となる神戸空港が開港。ポートライナーも延伸し、再び島に人の流れが生み出されます。その後も国内最大級の医療施設群、先端企業の研究施設群、多くの大学の誘致に成功し、今またポートアイランドは成長の一途を辿っています。

布引ハーブ園から見たポートアイランド。その向こうには神戸空港島も見える。


島内の道路は広く、街路樹も多い。


緑が感じられる「ポートピア大通り」。


神戸空港へアクセスする「神戸スカイブリッジ」。


「神戸大橋」2階部分は三宮方面へ一方通行。
全てが一から造られた、新しい都市の景観。
そんなポートアイランドの魅力は、やはり計画的な街づくりが実践された新しい都市の景観。島内をループするように巡るポートライナーに乗って島を見てみると、なんだか自分で作ったゲームの中の街のように見えてきたりするのです。ここに駅を置いて、ここに道を、こちらにマンションと学校を、なんて具合に。実はまだまだ未利用の土地がたくさんあるので、これからどんな街に発展していくのか楽しみに思えたり。

島の魅力は、計画的な街づくりが実践された新しい都市の景観。島内をループして巡るポートライナーに乗って島を見てみる。


神戸大橋を真下から見上げる「ポートアイランド北公園」。


老朽化も目立つ「ワールド記念ホール」。


大規模な港湾施設もポートアイランドの特徴。


島の東側にはコンテナバースなどが集積する。
島で1番のおすすめ、「神戸どうぶつ王国」。
最後にポートアイランドで人気のスポットをいくつかご紹介。一番のおすすめは大人気の「神戸どうぶつ王国」。動物たちをとても身近に感じられる施設です。公園では「ポートアイランド北公園」がおすすめ。神戸港のランドマークでもある神戸大橋の袂にある公園で、北野異人館街から移築された「旧ヘイガー邸」があります。他には西日本での初進出となった「IKEA神戸」や「神戸市立青少年科学館」も人気を集めているスポットです。

島内の観光スポットで一番のおすすめは「神戸どうぶつ王国」。動物たちをとても身近に感じられる大人気の施設。


特に週末は多くの来場者で賑わう。


2008年に西日本初進出となった「IKEA神戸」。


ポーアイに本社のある「UCCコーヒー博物館」。


プラネタリウムがある「バンドー神戸青少年科学館」。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- モノレール(ポートライナー)
JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮駅」から乗車 → 南公園駅または計算科学センター(みなとじま)駅下車、徒歩3~8分。所要約10分。(所要時間・料金表あり) - バス
神姫バス運行:三宮駅・神戸駅⇔ポートアイランド(商工会議所・中央市民病院など方面)。運賃210~410円(大人)。 - 飛行機(神戸空港)
神戸空港からポートライナーで三宮まで約18分。
■車でのアクセス・駐車場
- 阪神高速3号神戸線:「京橋出口」または「生田川出口」経由がスムーズ。湾岸線経由も可。
- 駐車場:ポートアイランド南公園・中町などに市営駐車場あり。徒歩1~3分程度で島内施設にアクセス可。
詳細情報
名称 | ポートアイランド |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区 |
問い合わせ先 | - | - |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ― |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/ポートアイランド |
食べログ | - |
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