蔵王橋
ざおうばし □和歌山県有田郡有田川町





<風景に映える、フォトジェニックな吊り橋。>
和歌山県を流れる有田川に架かる「蔵王橋」は、フォトジェニックな吊り橋として知られています。橋桁がグレーチング(鉄格子)になっているため、足元から真下の水面が丸見えで、スリルを味わうことができます。周囲の自然豊かな風景と、橋の赤い色が美しく調和し、絶好の撮影スポットとなっています。本記事では、蔵王橋の魅力やアクセス、実際に訪ねて分かったおすすめ情報などを詳しく紹介します。
所要時間:15〜30分(見学)
風景に映える、フォトジェニックな吊り橋。
蔵王橋は自然が美しいロケーションと橋自体が持つ構造的な特徴で、近年になってより注目を集めている吊り橋です。和歌山県北部を流れる有田川に架かっています。川の下流に二川ダムがあるためほぼ湖のような感じになっていて、豊富な水量の上を渡る長さ160mの橋です。周囲は切り立った山の斜面に囲まれていて、その風景に映える蔵王橋の赤色がとても象徴的です。

和歌山県北部を流れる有田川に架かる「蔵王橋」。長さ160mの吊り橋は、その風景が人気を集めている。


現在は歩行者専用の橋として使われている。


国道480号線沿いに蔵王橋の主塔が建つ。
足元は、真下の水面が丸見え。
国道480号線を走っていると鉄骨の大きな主塔が見えてきます。その横は10台ほどのスペースがある駐車場で、車を停めてゆっくりと観光できます。
さっそく蔵王橋を渡り始めてみると、まず最初に気づくのは、橋桁がグレーチングであること。側溝などの蓋として使われている、あのスケスケの鉄の板です。だから足元は真下の水面が丸見え。高さは約20mほどでしょうか。私は全然平気なのですが、相方は足がすくんで渡ることができませんでした。
今から考えると到底想像もできませんが、昔はこの橋を自動車も渡っていたそうです。

特徴的なのは、蔵王橋の橋桁がグレーチングで真下が透けていること。高さは約20mほどあり、スリル満点。


山並みとダム湖に美しい赤色の橋が映える。


橋の上はほどよく揺れていて楽しい。
橋自体が、建造物として美しい。
また橋を吊るワイヤーも含めて吊り橋を構成するものは全て鉄なのですが、想像以上に揺れるのも蔵王橋の面白いところ。誰かがふざけて飛び跳ねたりすると、じわじわとですが橋全体が揺れるのです。でも最初だけですぐに慣れるので、気にせず全部渡り切ります。でないともったいないくらい、橋自体が建造物として美しいし、有田川と山並みの景色も美しいのです。橋を渡りながら、それらをさまざまなアングルで堪能したいわけです。ゆっくり歩いて3分くらいでしょうか。蔵王橋を渡り切るとそこからは遊歩道のような道が森の奥へと続いていますが、今回は対岸から橋の様子を写真に捉えてからすぐに引き返しました。

周囲は切り立った山の斜面に囲まれていて、その風景に映える蔵王橋の赤色がとても象徴的。


昔はこの橋を自動車も渡っていたという。


重なり合う山並みには迫力がある。


ゆっくり歩いて片道3分くらいで渡り切れる。


主塔は意外なほど細め。
まるで、空中を歩いているよう。
帰りはもう完全に慣れてしまって、足元のスケスケから吹いてくる風さえも楽しみながら。まるで空中を歩いているようで心地よいほどです。そしてやはり橋の上から見る景色は格別です。ちょうど川下の方から傾きかけた日差しが入り、水面には長い光の柱が反射しています。
また春には蔵王橋周辺の有田川沿いには約1,000本のソメイヨシノが咲くそうで、桜の名所としても楽しめるスポットです。

橋の上はまるで空中を歩いているようで心地よい。深い山の表情もまた見る者を惹きつける。


橋自体が建造物として美しい。


渡り切った先に続く細い道。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- 電車+バス:JR紀勢本線「藤並駅」から有田鉄道バスに乗車、「蔵王橋」バス停下車 徒歩約1分。
■車でのアクセス・駐車場
- 阪和自動車道:有田ICまたは有田南ICから車で約40分。ルートは県道22号~国道480号経由。
- 駐車場:無料駐車場あり(町公式に記載)。
詳細情報
名称 | 蔵王橋 |
---|---|
所在地 | 和歌山県有田郡有田川町沼1119 |
問い合わせ先 | 0737-22-7105 | 有田川町産業振興室 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.town.aridagawa.lg.jp/top/kakuka/kanaya/9/2/keikan/610.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/蔵王橋_(和歌山県) |
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