旧呉海軍下士官兵集会所(青山クラブ)
きゅうくれかいぐんかしかんへいしゅうかいじょ・あおやまくらぶ □広島県呉市




<海軍から続く、呉の歴史を象徴する建物。>
呉市の「旧呉海軍下士官兵集会所(青山クラブ)」は、1936年建築の歴史的建物で、旧海軍から海上自衛隊へ続く呉の象徴。耐震性の問題で内部公開は休止中ですが、外観の美しさと歴史的価値は必見です。本記事では、旧呉海軍下士官兵集会所の歴史や外観の特徴、アクセス、実際に訪ねて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。
所要時間:10〜20分(見学)
海軍から続く、呉の歴史を象徴する建物。
呉市のシンボル的エリアでもある入船山公園周辺。松並木と彫刻作品群が美しい美術館通りの入口にあるのが旧呉海軍下士官兵集会所。別名「青山クラブ」とも呼ばれている古い建物です。現在の建物は1936年に建て替えられたもので、2017年まで81年に渡って使われてきました。しかし現在では耐震性の問題から内部は閉鎖され外観しか見学できませんが、旧海軍から海上自衛隊へと続く呉の街を象徴する建築物のひとつです。

旧呉海軍下士官兵集会所は別名「青山クラブ」とも呼ばれている古い建物。現在は閉鎖され、外観しか見学できない。

マンホール蓋のモチーフは戦艦大和。

美術館通りにも面している。
シンプルだが惹きつけられる建築美。
実際に訪ねてみると想像以上に大きな建物です。大きな国道に面した西面は赤い壁が何とも言えない風合いを出していて、また建物角にある曲面とそこに並ぶ白い枠の連窓が建物の表情を決定付けています。意匠的には質素な造りですが、かつては外壁にスクラッチタイルや庇が使われていたそうで、それなりの重厚感があったようです。
美術館通り側の面は複雑な形をしており、壁面には差し色のように白い壁が使われ変化のある外観になっています。それは美術館通りと呉市立美術館ともよく調和の取れた外観で、カメラのシャッターを押す頻度も自然と増えるような光景です。

建物は1903年に竣工し、2017年まで114年に渡って使われた。美術館通り側の面は複雑な意匠をしている。

最大の特徴は北側外観のカーブ。

白い枠の連窓が建物の表情を決定付けている。
自衛隊の厚生施設、「青山クラブ」と呼ばれた。
元々この旧呉海軍下士官兵集会所は、旧海軍の下士官や水兵の厚生施設として建てられたものでした。1936年に鉄筋コンクリート造に建て替えられ、現在に至る施設です。施設内には食堂、売店、娯楽場、映写室、柔剣道場、土俵、浴場、寝室など、さまざまな娯楽が楽しめたそうです。また売店は一般市民にも開放され、戦中までは海軍と市民の交流の場としても活躍、呉市民にとっては我が街の誇りでもあり親しみのある場所でした。
戦後はしばらく進駐軍の拠点として使われましたが、その後は海上自衛隊の福利厚生施設として長らく使われ、その時の呼び名が「青山クラブ」でした。

元は旧海軍下士官や水兵の厚生施設だった。施設内には食堂、売店、娯楽場、映写室、柔剣道場、土俵、浴場まであったという。

つい最近まで呉音楽隊などが属していた。

戦後は進駐軍の拠点として使われたという。
建物内がまた公開される日を願って。
中に入れないのがやはり残念ですが、外壁にはアニメ「この世界の片隅に」の名シーンのパネルやロケーションマップがあって楽しめます。自宅に戻ってからあらためて鑑賞しましたが、この旧呉海軍下士官兵集会所や旧澤原家住宅の通称・三ツ蔵なども登場していて、より臨場感を感じながら見ることができました。
願わくは、建物内がまた公開される日が来ればと思わずにはいられません。古いサイトで見る建物内部は魅力にあふれていますし、この場所が担ってきた歴史の中の役割、意義なども、是非とも後世に伝えていくべき価値があると感じられました。

正面の入口は観光マップで塞がれている。建物内がまた公開される日が来ればと願わずにいられない。

東側の門もやはり塞がれている。

軍用地と街の境目だった眼鏡橋跡。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関でのアクセス ― 旧呉海軍下士官兵集会所
- JR呉駅:
- 徒歩で約5分。
- バス:
- 「呉駅前」バス停から徒歩約5分。
■車でのアクセス ― 旧呉海軍下士官兵集会所
- 専用駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
詳細情報
| 名称 | 旧呉海軍下士官兵集会所(青山クラブ) |
|---|---|
| 所在地 | 広島県呉市幸町4 |
| 問い合わせ先 | 0823-23-7845 | 呉市観光案内所 |
| 休業日 | - |
| 料金 | - |
| 駐車場 | - |
| 公式サイト | ー |
| wikipedia | ー |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | ー |
| LAST VISIT | 202509 |
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情報更新日:2026年1月




