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善水寺 善水寺

善水寺

ぜんすいじ □滋賀県湖南市
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POINT

<国宝の本堂と、圧巻の仏像群。>
滋賀県湖南市にある「善水寺」は、国宝の本堂と圧巻の仏像群を誇る天台宗の古刹。南北朝時代建立の本堂内には薬師如来を中心に四天王や十二神将など約30体の仏像が並び、そのうち15体が重要文化財に指定されています。自然と調和した境内も魅力。本記事では、善水寺の歴史や見どころ、アクセス、実際に訪れて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。

KEYWORD

#滋賀県 #湖南市 #寺院 #国宝 #重要文化財 #紅葉 #池

TIME

所要時間:30〜45分(参拝・見学)

国宝の本堂と、圧巻の仏像群。

善水寺は滋賀県南部にある、国宝の本堂を持つ古刹です。創建は奈良時代と伝わります。常楽寺、長寿寺とともに天台宗「湖南三山」のひとつに数えられ、多くの参拝客が訪れる名刹。訪ねた時は残念ながら本堂が修理中で外観を見ることができませんでしたが、堂内は拝観可能。その歴史と信仰の厚さがひしひしと伝わってくる空間と、安置された多数の仏像に酔いしれる体験でした。

善水寺

創建は奈良時代と伝わる古刹・善水寺。常楽寺、長寿寺とともに天台宗「湖南三山」のひとつに数えられる。

岩根山の中腹に、善水寺の境内がある。

野洲川が作り出した平地に聳える岩根山の中腹に、善水寺の境内があります。岩根山は別名「十二坊山」とも呼ばれ、これはかつて善水寺がまだ広大な境内を有していた頃、岩根山に12の僧坊を有していたことに由来します。
同じ日の朝に訪れた海住山寺ほど急坂ではありませんが、麓から約50mほど登ったところに本堂を中心とした堂宇が建ち並んでいます。

善水寺

1696年に建立された「観音堂」。善水寺境内の堂宇はいずれも豊かな緑に包まれて佇んでいる。

善水寺 善水寺

1876年に飯道寺より移築された「行者堂」。

善水寺 善水寺

「百伝池」の中に浮かぶ「百伝弁才天」。

神聖な雰囲気に満ちる、国宝の本堂。

先に述べたように国宝の本堂は修復工事が行われていました。外観はその全てが足場に覆われて見えませんが、パンフレットなどで見ると正面7間、側面5間もある巨大なお堂。南北朝時代の建立とされ、600年以上の歴史があります。堂内ではその風格がたっぷり感じられます。天台宗の寺院らしく、格子戸で仕切られて外陣と内陣がしっかり区別されています。格子戸の一部には銅鑼が埋め込まれているのが印象的です。
正面には本尊の薬師如来坐像を納めた厨子が安置されます。この本尊は国の重要文化財に指定された仏像で、普段は開帳されることのない秘仏となっています。

善水寺

国宝の本堂は正面7間、側面5間もある巨大なお堂。南北朝時代の建立とされ、600年以上の歴史がある。

本尊の脇を固める、総勢18体の仏像。

内陣はかなり広い構造で、横から入ることができます。そして須弥壇の裏まで回り込むことができ、そこにはもう仏像ファンにはたまらない圧巻の仏像群が見られます。
まず正面側には本尊の脇を固めるように梵天立像・帝釈天立像(平安時代、国重文)、四天王立像4躯(平安時代、国重文)、十二神将12躯(鎌倉時代)の総勢18体の仏像が一団となって並んでいます。その光景はまさに豪壮で、本尊をお守りする一群として迫り来るものがあります。

善水寺

本堂内部の梵天立像・帝釈天立像(平安時代、国重文)など総勢18体の仏像が一団となって光景はまさに壮観。

善水寺 善水寺

1713年再建の「元三大師堂」。

善水寺 善水寺

境内に美しく咲いていたハスの花。

15体が重要文化財に指定されている。

また外陣や須弥壇の裏手にも仏像を多数安置。いずれも平安時代に作られ、国の重要文化財である不動明王座像、兜跋毘沙門天立像、僧形文殊菩薩座像、金剛力士像2躯など、錚々たる仏像が並ぶ様子は圧巻です。本堂全体では約30体の仏像が安置され、そのうち15体が重要文化財に指定されているという、まさに博物館のような仏像群が拝観できます。

善水寺

本堂全体では約30体の仏像を安置。そのうち15体が国重文に指定されているという、まさに博物館のような仏像群が拝観できる。

自然と見事に調和した世界観。

境内は本堂横の「百伝池」を中心に、山の斜面地に広がる回遊式の庭園もあります。その中に六所権現社や行者堂などの堂宇が点在し、山の自然と見事に調和した世界観が作り出されています。緑が豊かな散策路になっていて、この時は特に美しく青々しいシダ類が印象的でした。また8月でしたが紫陽花も花を咲かせていました。
他にはいずれも江戸時代に建立された、元三大師堂や観音堂も見ごたえがあります。

善水寺

本堂横の「百伝池」を中心に、山の斜面地に広がる回遊式の庭園も。自然と見事に調和した世界観が作り出されている。

善水寺 善水寺

森の中に埋もれるように建つ「六所権現社」。

善水寺 善水寺

境内の斜面地には美しいシダが茂っている。

寺号の由来でもある、「善水元水」。

さらに百伝池の東側には「善水元水」と呼ばれる霊水が湧き出しています。これはかつて桓武天皇の病気に際して伝教大師最澄が献上すると、たちどころに回復したという逸話が残る水。この善水寺の寺号の由来でもあります。ペットボトルに入れて持ち帰ることも可能。
ちなみに創建当初は和銅寺と称していましたが、中興を果たした最澄の時代に天台宗へ改宗し、善水寺と改称しています。その後は度重なる戦乱に巻き込まれましたが、唯一焼かれずに残された最も古い建物が国宝の本堂なのです。

善水寺

百伝池の東側に湧き出す霊水「善水元水」。ペットボトルに入れて持ち帰ることも可能。

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正面から見た「六所権現社」。

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行者堂前にある護摩道場。

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photo.

アクセスマップと交通アクセス

■公共交通機関でのアクセス ― 善水寺(湖南市)

  • JR草津線「甲西駅」:
    • 駅から湖南市巡回バス「下田」行き → 「岩根」バス停下車、徒歩約10分。
    • または、タクシーで約10分。
  • JR草津線「三雲駅」:
    • 駅からタクシーで約15分。

■車でのアクセス ― 善水寺(湖南市)

  • 名神高速道路「栗東湖南IC」より約20分。
  • 名神高速道路「竜王IC」より約15分。
  • 新名神高速道路「甲賀土山IC」より約30分。
  • 駐車場あり(普通車 約80台、大型車 4台、障害者用 2台)。無料。

詳細情報

名称 善水寺
所在地 滋賀県湖南市岩根3518
問い合わせ先 0748-72-3730 | 善水寺
休業日 無休
料金 大人/600円、中高生/300円、小学生/無料(保護者同伴時のみ)
駐車場 無料駐車場
公式サイト https://www.zensuiji.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/善水寺
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1023577-d7984284-Reviews-Zensuiji_Temple-Konan_Shiga_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202508

※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。
情報更新日:2026年1月

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