しゃくなげ學校(旧鎌掛小学校)
しゃくなげがっこう・きゅうかいがけしょうがっこう □滋賀県蒲生郡日野町




<絵に描いたような、記憶の中の学校。>
滋賀県甲賀市にある「しゃくなげ學校」は、昭和初期に建てられた木造校舎を活用した観光施設。廃校となった校舎は映画やドラマのロケ地としても人気で、懐かしい学校の雰囲気をそのまま体験できます。本記事では、しゃくなげ學校の魅力や見どころ、アクセス、実際に訪れて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。
所要時間:45〜60分(見学)
絵に描いたような、記憶の中の学校。
1930年(昭和5年)に建てられた小学校の木造校舎が、今もそのまま使えそうなほどリアルに残されているのが「しゃくなげ學校」です。2001年に廃校になるまでは「鎌掛小学校」として子供たちの学び舎でした。地元のNPO法人が町から校舎を借り受ける形で、2003年から校舎内が見学できるようになりました。それから20年以上。一般の観光客はもちろん、保存状態の良いことが評判となり数々の映画やドラマのロケ地ともなっている名所です。

1930年(昭和5年)に建てられた小学校の木造校舎が、今もそのままリアルに残されている「しゃくなげ學校」。

2001年廃校の「鎌掛小学校」を活用している。

しゃくなげ學校のメインの入口。

懐かしい小学校の記憶がくすぐられる。

今見ると新鮮に感じる日時計。
夏休み中の学校を訪ねた感覚。
絵に描いたような夏の青空、その下の古い小学校。今ここに通う生徒はいませんが、訪ねたのは世間では夏休み期間。だから夏休み中の誰もいない学校に来たような気もします。校門を入ると正面に体育館、右手に2階建ての木造校舎、左手には平屋の校舎が中庭を取り囲むようにコの字型に並んでいます。中庭にはモニュメントや百葉箱、手洗い場などがあって、いかにも小学校らしい風景。そして何より右手の2階建ての校舎のノスタルジックな佇まいが印象的です。校舎の向こうにはモコモコとした夏の雲が湧き上がっていて、これ以上ない夏休みのイメージそのもの。

中庭にはモニュメントや百葉箱、手洗い場などがあって、いかにも小学校らしい風景。

教室もそのまま残されている。

日が差し込む校舎と廊下。

入口付近にある校長室。

何もかもがノスタルジックな佇まい。
記憶の片隅にあるものが、呼び起こされる。
入口を入ると入館料を箱に入れ、記帳します。あとは靴をスリッパに履き替えて、自由に学校内を見学できます。
1階にはまず校長室。広くて立派な設えで、鎌掛小学校時代の様々な資料が展示されています。また数々のロケが行われた際の、有名人のサインなども。その隣の職員室は今の事務所になっていて、その隣には給食室、放送室、保健室が並んでいます。給食室では当時のアルミ食器や調理用の大きな釜も展示されていて、このあたりまで来ると記憶の片隅にある何かが徐々に呼び起こされている気がします。

廊下を歩いていると、記憶の片隅にある何かが徐々に呼び起こされている感覚がする。

校長室に展示された数々の俳優のサイン。

数々のロケが行われた場所でもある。

調理器具が並ぶ給食室。

機材もそのまま残された放送室。

簡素な設備しかない保健室。

どの部屋も時間が止まっている。
アニメファンにとって、聖地のひとつ。
2階には6年生の教室と、畳敷きになった図書室と家庭室があります。誰もいないそれらの部屋はひっそりしていて、窓から見える真夏の山並みと青空とは対照的です。さらにもうひとつ、一番奥の部屋は「アニメファンの部屋」なる部屋があり、何かで盛り上がる話し声が聞こえます。実はこの旧鎌掛小学校はアニメ『中二病でも恋したい』の舞台のモデルになっているのだそう。だからアニメファンにとっては聖地のひとつらしいのですが、私は全くその分野に興味がないのでその部屋はパスしました。

旧鎌掛小学校はアニメ『中二病でも恋したい』の舞台のモデルになっており、アニメファンにとっては聖地のひとつらしい。

メインの入口前にある看板。

当時の校歌もそのまま残されている。
記憶の世界、映画の世界に浸る。
次に向かったのは体育館。ここも素晴らしいです。たくさんのドラマや映画でロケが行われているようで、NHK朝の連続ドラマ小説「ブギウギ」でも使われたのだそう。いかにも体育館といった天井の高さとか、ずらりと並んだ窓とか、また講堂を兼ねているので前方の舞台や演台とかは、自分の小学校時代を彷彿とさせます。実際に舞台に上がることもできて、ちょっとくすぐったいですが校長になった気分で真ん中に立ってみたり。とにかく記憶の世界、映画の世界に身を置いたような錯覚を感じ、これはなかなかできる体験ではありません。

NHK朝の連続ドラマ小説「ブギウギ」でも使われたという体育館。記憶の世界、映画の世界に身を置いたような錯覚。

久しぶりにこんな場所に立った気がする。

跳び箱などの体育備品も懐かしい限り。

通気のための窓もいかにも体育館。

あの頃は何段を跳べたんだっけ。
教室は、テーマごとの展示室に。
西側の平屋の校舎は後の時代に建てられたものでしょうか、2階建ての校舎と比べると新しく感じます。ここには1年生から5年生までの教室がありましたが、今はそれぞれの教室に地元で大切にされてきた農機具や生活道具、昔の教科書などの教材がテーマごとに展示されていました。
また学校の運動場(グラウンドという表現はちょっと違うかなと)もそのまま残されていて、ここでもまた夏休みの学校という既視感を感じるのでした。

西側の平屋の校舎では教室ごとにテーマを持たせた展示が行われている。写真は昔の教科書などの教材などが並ぶ教室で。

古い食器や民芸品を展示する教室。

しゃくなげ學校全体の見取り図。
目を瞑れば、子供たちの声が聞こえる。
しゃくなげ學校でとにかく感じたのは、先ほども書いた「既視感」です。あ、知ってるコレ。そんな感覚の連続で、それが最大の魅力です。
ではなぜそうなのか?それはしゃくなげ學校が、まだ子供たちが通っていた頃の面影をそのままに残しているからです。夏休みが終わったら、また子供たちの声が聞こえてきそうなほど。いや、目を瞑れば今にでも。ここまで原型を留めて、現役の学校であるような鮮烈さが残されているのです。歩くたびにギシギシと音を立てるのも、何ら変わらずそのままにされているから。廃校がここまで昔のままに生きているのは初めて見たかもしれません。いい夏の思い出になりました。今日と、あの頃の。

子供たちが通っていた頃の面影がそのままに残されている。夏休みが終わったら、また子供たちの声が聞こえてきそうなほど。

誰もいないグラウンドは夏休みだから。

水の張っていないプール。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関でのアクセス ― しゃくなげ學校(旧鎌掛小学校)
- 近江鉄道本線「日野駅」:
- 駅からバスで約23分、「二区」バス停より徒歩約4分。
- 日野駅からタクシーで約12分。
- レンタサイクル利用で約36分。
■車でのアクセス ― しゃくなげ學校(旧鎌掛小学校)
- 駐車場あり(普通車 約15~30台)。
詳細情報
| 名称 | しゃくなげ學校(旧鎌掛小学校) |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県蒲生郡日野町鎌掛2362 |
| 問い合わせ先 | 090-1029-8262 | しゃくなげ學校(旧鎌掛小学校) |
| 休業日 | 一般公開日:土・日・祝日 |
| 料金 | 維持管理協力金:300円 |
| 駐車場 | 無料駐車場 |
| 公式サイト | https://kougenclub.shiga-saku.net/ |
| wikipedia | ー |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121373-d12194675-Reviews-Old_Kaigake_Elementary_School-Hino_cho_Hino_gun_Tottori_Prefecture_Chugoku.html |
| LAST VISIT | 202508 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。
情報更新日:2026年1月





