辰・広島お好み焼き

唯一無二のお好み焼き、本当の名店。

広島駅から東へ徒歩圏にあるお好み焼き店、「辰」。今までまだ10店舗ほどしか食べていませんが、間違いなく群を抜いて美味しいお好み焼きでした。それは最初のひとくちで分かるほど、別次元の美味しさです。正直この店のお好み焼きを知ってしまったら、もう他店には行けないほど。味だけでなく店の雰囲気やコンセプトも、また店の大将のお人柄も全てにおいて魅力たっぷりの名店です。

広島駅東側の下町風情あふれるエリアに店を構える。昔ながらの佇まいに期待も膨らむ。

下町風情の街に、煌々と灯る赤提灯。

店は広島駅東側の下町風情あふれるエリアにあります。夜の訪問でしたが、暗い通りに真っ赤な提灯が煌々と灯っています。周りがあまりにも暗いので、その提灯が照らす一角が丸ごと赤く照らされています。
店内も素敵な雰囲気。手前に鉄板を囲むカウンター席、奥の小上がりに4名テーブルと2名テーブルの2卓のみ。ザ・昭和な佇まいで、昔ながらの街のお好み焼き屋といった風情があります。そしてそれが妙に落ち着くのです。ひとりでカウンター席もひとつ空いてたのですが、店主に奥の2人用の座敷を案内いただきました。畳に座って、店内も見渡せる特等席。

夜になるとやや暗い通りに、真っ赤な提灯が煌々と灯っている。

その提灯が照らす一角が赤く照らされている。

店先に出されたメニューの看板。

一枚一枚を、丁寧にじっくりと。

まず生ビールを頼むと付き出しが出てきました。様々な鉄板焼きのメニューもあり、居酒屋的な使い方もできそう。今回はもちろんお好み焼き、「肉玉そば」で注文です。
このお店は評判を見るととにかく一枚一枚を丁寧にじっくりと焼き、他の店とは一線を画すお好み焼きを出すことで有名のよう。今回も焼き上がりまで約20分待ちましたが、食べてみるとその噂は本物でした。ちょっと今まで食べた他店とは全く違う美味しさで、一瞬で虜になってしまいました。

手前に鉄板を囲むカウンター席、奥の小上がりに4名テーブルと2名テーブルの2卓のみで、ザ・昭和な佇まい。

生ビールを飲みながら焼き上がりを待つ。

今回注文したのは「肉玉そば」。

全ての味が計算され、バランスが取れている。

生地はサクッとしながらモチモチとした絶妙の食感で、しっかりと味が付いています。特に油の香ばしい匂いが適度に含まれていて、味に深みを出しています。1日寝かせた生地を使っているそうですが、それによってキャベツとモヤシが最適な蒸し加減になり、驚くほど甘さと旨味が引き出されています。またそばもカリカリの一歩手前でこれまた絶妙食感。ソースのかかった生地と野菜と一緒にいただいた時の味のバランスも絶品です。

とにかく一枚一枚を丁寧にじっくりと焼き、他の店とは一線を画すお好み焼きを出すことで有名。

多めに乗せられたネギも嬉しい。

唯一無二、本当の名店を見つけた気がした。

出会えた、奇跡のような美味しさ。

あらためて書きますが、本当に他の店のお好み焼きが食べられなくなるほど美味しいです。材料が同じなのにここまで違いが出るとは驚きしかない。バランスがとても良いのです。豚肉の厚み、そばの太さ、天かすの量まで、全てがこの美味しさのために計算し尽くされたものなのだと思います。ソースの量も控えめですが、それくらいがちょうどいいです。全体的に口当たりが良く、とにかくお好み焼きが旨いのです。多めに乗せられたネギも爽やか。
唯一無二、本当の名店を見つけた気がします。このためだけにまた広島を訪れたくなるくらい、奇跡のような美味しさでした。

本当に他の店で食べられなくなるほど、絶品のお好み焼きが堪能できる。このためだけに広島に来てもいい、奇跡のような美味しさ。

お好みでマヨネーズも。

かけてもかけなくても、とにかく美味。

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