四宮神社
よのみやじんじゃ □兵庫県神戸市





花街の崇敬も集めた、芸事の神様。
神戸八社巡りのひとつ、四宮神社。有名な相楽園の南側に鎮座する神社です。幹線道路沿いに真っ赤な鳥居が目立ちますが、その両隣に聳え立つような14階建のマンションに挟まれて、境内はずいぶん窮屈そうに見えます。でもよく見ると向かって左側のマンションには「四宮神社会館」の文字が。それに四宮神社の境内と直結していて、さらにマンション内に社務所があるようです。もともとは四宮神社の境内だったのかも。最近はそんな風に、神社の境内に建てられるマンションも増えていると聞きます。

神戸八社巡りの一社で、芸能の神として厚く信仰されてきた「四宮神社」。特に花街の芸者たちから崇敬を集めたという。


高層ビルに挟まれた四宮神社の境内。


四宮は「よのみや」と読む。
鳥居や社殿は、鮮やかな朱塗りが印象的。
四宮神社のイメージは「赤」です。他の七社とは趣きが違って、鳥居や社殿の朱塗りの鮮やかさが印象的。また境内には奉納された真っ赤な幟旗が無数にあり、それがまた境内を赤く染めています。
そんな華やかなイメージの四宮神社の祭神は市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)。いわゆる「弁財天」です。知恵や富をもたらす神とされており、四宮神社ではとくに芸能の神として厚く信仰されてきました。周辺のエリアは昔花街として発展していて、芸者たちは必ず一度は鑑礼を受けなければならなかったそうです。

四宮神社は他の七社とは趣きが違って、鳥居や社殿の朱塗りの鮮やかさが印象的。阪神淡路大震災後に再建された。


幹線道路に面して立つ赤鳥居。


3つの大明神を祀る「稲荷神社」。
境内には、洗練された華やかな社殿が並ぶ。
四宮神社の本殿はとても華やかです。鮮やかな朱塗りが印象的。本殿のまわりには八幡神社、稲荷神社、巳神社といった境内社が鎮座しますが、どれも美しい社殿です。神戸の中心である三宮の街に相応しく、洗練された印象を受けます。でも四宮神社の歴史は激動であり、戦国時代の乱世に、明治時代の火災、昭和に入っても神戸大空襲、さらに平成には阪神淡路大震災と、ことごとく社殿を失う歴史でした。現在の社殿は1997年に修復・再建されたものだそう。苦難の歴史を辿ってきたからこそ、今こうして大切にされているのかなと感じられました。

本殿のまわりには「八幡神社」「稲荷神社」「巳神社」といった境内社が建ち並ぶ。鮮やかな赤色は洗練された印象を受ける。


四宮神社の主祭神は市杵嶋姫命。


誉田別尊を祀る「八幡神社」。


本殿の左手前にある「巳神社」。


稲荷神社の参道脇に立つ狛狐。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- 地下鉄・神戸市バス「県庁前駅」(西出口3):徒歩約3〜4分(約190m)。
- 阪神高速鉄道・JR「元町駅」:徒歩約9〜12分。
- 地下鉄「大倉山駅」:徒歩約15〜20分、坂道あり。
■車でのアクセス・駐車場
- 境内・社前に駐車場なし。
- 周辺にはコインパーキングが複数あり、県庁前駅近くで徒歩3分圏内に点在。
詳細情報
名称 | 四宮神社 |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市中央区中山手通5丁目2-13 |
問い合わせ先 | 078-382-0438 | 四宮神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ― |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/四宮神社_(神戸市) |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d8150419-Reviews-Yonomiya_Shrine-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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