五宮神社
ごのみやじんじゃ □兵庫県神戸市





住宅街に溶け込む、坂の上の神社。
境内から見下ろす神戸の街の景色が、五宮神社の魅力のひとつです。ビーナスブリッジや大龍寺がある再度山の麓から、少し西へ行った山裾。JR神戸駅からは湊川神社、大倉山公園を越えてまっすぐ北へ、ずっと上り坂を登り続けたような場所に鎮座します。創建は定かではありませんが、神功皇后が三韓征伐の帰りに立ち寄ったという言い伝えもあり、相当に古い神社だと思われます。

神戸の街の景色を見下ろす高台にある「五宮神社」。神功皇后が三韓征伐の帰りに立ち寄ったという言い伝えがある。


住宅街を抜けた先に境内がある。


「神戸八社巡り」の一社となっている。
街並みを見下ろす、高台に鎮座している。
五宮神社は住宅街に囲まれています。境内もその一部の分譲区画のような雰囲気。もちろん元々神社があって後から住宅地の開発がされたのですが、どちらが先か分からないほど家並みが差し迫っています。
とはいえ境内は坂の上にあるし、盛り土で周囲よりも高い位置にあるため、南側に広がる神戸の街がよく見えます。たくさんの人たちが暮らす家並みと、その向こうにそびえるビル群。すっきりと晴れ上がった夕空が、街の風景を情緒的なものに仕立てています。

斜面地の一番高い場所にあるため、南側に広がる神戸の街がよく見える。


境内入口に立つ石の鳥居。


傾いた西日が境内に情緒を醸していた。
すぐ背後に山の緑が聳え、印象的な景観。
五宮神社の境内は小さめの鳥居、本殿、あとは2つの境内社の小さな祠、それだけです。とてもシンプル。でもすぐ背後に山の緑が聳えるおかけで、写真に撮るととても絵になります。また神社を囲む森などがないため、空が大きく見えることも五宮神社の特色。すごく開放感のある境内です。
祭神は天穂日命(あめのほひのみこと)で、開発と厄除けにご利益があるとされます。何か新しいことを始めたりする時にお参りすると、力を授かれると言われます。

山並みを背後に佇む五宮神社の本殿。祭神は天穂日命(あめのほひのみこと)で、開発と厄除けにご利益があるとされる。


本殿内には大きな絵馬が奉納されていた。


境内の隅にある小さな境内社。


夕方の日差しが境内に陰影をもたらしていた。


境内社の中では最も大きい「岩松稲荷社」。
五宮神社の鳥居前にある、風見鶏風の標識。
それと、境内は周囲より一段高くなったところにありますが、鳥居を出て石段を降りた町角にある風見鶏風の標識がとても可愛らしいのです。北に五宮神社、西には境内が隣接する祥福寺、南にはバス五宮、東には皿器谷と書かれています。皿器谷はマイナーではあるものの六甲山のハイキングルートになっていて、その際は五宮神社に立ち寄る人も多いそうです。それはともかく、手作り感あふれるこの風見鶏、五宮神社に来た時にはぜひ。

鳥居を出て石段を降りた町角にある風見鶏風の標識。このあたりは六甲山のハイキングルートになっている。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- 神戸市バス 7系統・9系統: JR三ノ宮駅・神戸駅・地下鉄湊川公園駅から「五宮町」バス停下車、徒歩約3〜5分
- 地下鉄 山手線「大倉山駅」: 東出口1または西出口から徒歩約15〜20分
- JR「西元町駅」「花隈駅」からもそれぞれ徒歩約19〜20分
■車でのアクセス・駐車場
- 駐車場なし:社境内や周辺に無料駐車場はありません
- 周辺コインパーキング利用可:バス停近くに複数あり、徒歩すぐ
詳細情報
名称 | 五宮神社 |
---|---|
所在地 | 兵庫県神戸市兵庫区五宮町22-10 |
問い合わせ先 | 078-361-3450 | 祇園神社 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.kobe-gionjinjya.com/gonomiya.html |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/五宮神社 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d12556981-Reviews-Gonomiya_Shrine-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202411 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。