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御香宮神社 御香宮神社

御香宮神社

ごこうのみやじんじゃ □京都府京都市
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POINT

<見どころが尽きない、伏見の産土神。>
京都・伏見の「御香宮神社」は、安産の神様として信仰を集める古社で、伏見城の大手門を移築した国重文の表門や、家康が建立した絢爛豪華な本殿が見どころ。名水百選の御香水や幕末の史跡も必見です。本記事では、御香宮神社の歴史や境内の魅力、アクセス、実際に訪ねて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。

KEYWORD

#京都府 #京都市 #神社 #名水・水源 #重要文化財

TIME

所要時間:30〜45分(参拝・見学)

見どころが尽きない、伏見の産土神。

伏見の産土神として地元の人々はもとより、安産の神様として広く信仰を集める御香宮神社。「ごこんさん」と京都らしく呼び親しまれていて、参拝する人が絶えない神社です。また豊臣秀吉や徳川家康とも縁が深く、境内でもその面影を色濃く感じることができます。他にも幕末の鳥羽・伏見の戦いの碑や、名水百選に登録された湧き水など、見どころに尽きない神社です。

御香宮神社

「ごこんさん」と呼ばれ、伏見の産土神として地元の人々はもとより、安産の神様として広く信仰を集める御香宮神社。

御香宮神社 御香宮神社

豊臣秀吉や徳川家康とも縁が深い。

御香宮神社 御香宮神社

伏見の目抜通りである大手筋に面している。

伏見城の大手門だった、国重文の表門。

伏見の目抜通りである大手筋に、御香宮神社の真っ赤な鳥居が建っています。境内の南側が正門となりますが、まずここで見られるのが国の重要文化財に指定されている「表門」です。元は伏見城の大手門だったもので、1622年に徳川頼房によって寄進、移築されたものです。城の正門に相応しい豪壮さと風格を備えた門で、正面にある中国二十四孝を彫った蟇股にも注目です。その圧倒的なオーラに迎えられて境内へと入ります。
その先は石畳が敷かれた真っ直ぐの参道が本殿まで続きます。参道の両側には美しい松並木があり、その深く濃い緑と石畳のコントラストに風情が感じられます。

御香宮神社

国の重要文化財に指定されている「表門」は元は伏見城の大手門だったもので、1622年に徳川頼房によって寄進、移築された。

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豊かな木々に囲まれた境内の参道。

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江戸時代の鳥居の基礎だった石が残されている。

極彩色の割拝殿と、名水百選「御香水」。

参道を進むと、まずあまり見たことのない造りの拝殿があります。紀州徳川家初代藩主の徳川頼宣の寄進によって1625年に建立された建物で、正面は七間もある非常に大きな拝殿。正面中央の唐破風には、極彩色で豪華な彫刻が施されています。中央は通り抜けられる割拝殿で、そのまま真っ直ぐ進むと本殿となります。
その前に、本殿の左手に。そこには「御香水」と呼ばれる御神水が湧き出しています。酒造で知られる伏見には美しい地下水が豊富なのですが、その湧水地のひとつ。名水百選にも選ばれています。

御香宮神社

酒造で知られる伏見には美しい地下水が豊富。本殿の脇に湧き出す「御香水」は、名水百選にも選定されている御神水。

御香宮神社 御香宮神社

御香水は自由に持ち帰ることができる。

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正面七間もある非常に大きな拝殿。

家康が建てた本殿は、絢爛豪華な建築美。

そして本殿。これが絢爛豪華で、見ごたえたっぷりです。五間社流造の大きな建物で、拝殿以上に豪華かつ極彩色に彩られた彫刻を随所に持ちます。さらに裏手に回ると見られるのが、本殿背面の板壁全体に描かれた柳と梅の絵。こんな本殿は見たことがありません。戻って正面の左右には立派な随身像。ようやく気付きましたが、やはり徳川家の影響がかなり強く出ています。実はこの本殿は1605年、徳川家康の名によって建てられたもの。その後も江戸時代に何度かあった修理なども、紀伊・尾張・水戸の徳川御三家から寄進金が出されていたそうです。その結果、壮麗極まる建築物として現代まで受け継がれ、今では国の重要文化財に指定されています。

御香宮神社

本殿は1605年、徳川家康の名によって建てられたもの。豪華かつ極彩色に彩られた彫刻が随所に施されている。

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本殿は国の重要文化財に指定されている。

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拝殿と本殿をつなぐ幣殿。

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神功皇后を主祭神として祀っている。

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本殿の裏手にある、六社が相殿となった境内社。

家康に、秀吉に、道真も。

また徳川家との直接的なつながりを感じる「東照宮」や酒造祖神を祀る「松尾社」、一時は御香宮神社を伏見城域に遷座させていた豊臣秀吉を祀る「豊国社」など多数の境内社が本殿の周囲に置かれています。東照宮と豊国社を同じ境内に祀る神社は、全国的にも非常に珍しいのだとか。ちなみに豊臣秀吉が御香宮神社に献呈した太刀「金熨斗付太刀」は現代にも伝えられ、国の重要文化財に指定されています。
また表門近くにある「桃山天満宮」は元々伏見城域にありましたが、1969年に御香宮神社に遷座されたもの。もちろん学問の神様として絶対の信仰を集める菅原道真公を祀っています。

御香宮神社

境内では徳川家康と豊臣秀吉を祀る境内社が並存している。写真は徳川家との直接的なつながりを感じる「東照宮」。

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酒造祖神である松尾大神を祀る「松尾社」。

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1755年再建で約80枚もの絵馬を飾る「絵馬堂」。

幕末の最終決戦の地でもあった。

また他にも秋の神能奉納に使われる「能舞台」、1704年建立という「土蔵」、1755年再建で約80枚もの絵馬を飾る「絵馬堂」など、見どころが尽きません。
さらに境内中ほどに何気なく建っていたのが「伏見の戦跡」と刻まれた石碑。幕末の戦乱における、最終決戦ともなった鳥羽・伏見の戦い。この戦いの主戦場のひとつだった伏見の地で官軍(薩摩藩)の陣が置かれたのは、他ならぬこの御香宮神社だったのです。訪問前には予想もしていなかった史実を知った瞬間でした。

御香宮神社

「伏見の戦跡」と刻まれた石碑。幕末の鳥羽・伏見の戦いで官軍(薩摩藩)の陣が置かれたのは、この御香宮神社だった。

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9基の神輿を収めたことが由来の「九社殿」。

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大手筋を跨いで立つ大鳥居。

旅の中で、点と点が繋がる瞬間。

最後に御香宮神社の由緒について。創建年代は詳しく分かっていないそうですが、862年に社殿修復の記録があるようで少なくとも平安時代から歴史を刻んでいます。主祭神は神功皇后で、他に応神天皇、仲哀天皇など六柱の神を祀っています。「香」の字が入っているのは、上記の三神を祀る福岡県の香椎宮との関連性を表しているそうです。香椎宮はつい3ヶ月前に訪ねた、記憶にも新しい神社。こうして旅を続けている中で点と点が繋がる時って、飛躍的に知識が広がる瞬間であり、まさに旅を続ける楽しみであり醍醐味なのだとあらためて感じるのでした。

御香宮神社

少なくとも平安時代から歴史を刻んでいるという古社。「香」の字が入っているのは、福岡県の香椎宮との関連性を表しているのだそう。

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photo.

アクセスマップと交通アクセス

■公共交通機関でのアクセス ― 御香宮神社

  • 近鉄京都線「桃山御陵前駅」:
    • 徒歩で約5分。
  • 京阪本線「伏見桃山駅」:
    • 徒歩で約5分。
  • JR奈良線「桃山駅」:
    • 徒歩で約5分。
  • 市バス:
    • 「御香宮前」バス停下車、徒歩で約1分。

■車でのアクセス ― 御香宮神社

  • 名神高速道路「京都南IC」から約15分。
  • 第二京阪道路「伏見IC」から約10分。
  • 専用駐車場あり(普通車約80台、バス3台)。
  • 駐車料金:昼間(8:00~20:00)は入庫後20分まで無料、以降40分ごとに200円、最大料金1,000円。夜間(20:00~翌8:00)は60分ごとに100円、最大料金300円。

詳細情報

名称 御香宮神社
所在地 京都府京都市伏見区御香宮門前町174
問い合わせ先 075-611-0559 | 御香宮神社
休業日 -
料金 -
駐車場 有料駐車場
公式サイト https://gokounomiya.kyoto.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/御香宮神社
食べログ
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d1645855-Reviews-Gokonomiya_Shrine-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html
LAST VISIT 202509

※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。
情報更新日:2026年1月

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