音戸大橋
おんどおおはし □広島県呉市




<風光明媚な海峡に、見事なまでに美しい橋。>
1961年開通の「音戸大橋」は、瀬戸内海の離島と本州を結ぶ最初の橋で、真紅の橋体と倉橋島側の3階建てループ線が特徴。風光明媚な音戸の瀬戸に映える優美なシルエットは必見です。本記事では、音戸大橋の歴史や見どころ、アクセス、実際に訪ねて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。
所要時間:10〜20分(見学)
風光明媚な海峡に、見事なまでに美しい橋。
古くから海上交通の難所として知られつつ、一方で自然が作り出した風光明媚な景観が多くの人の心を捉えてきた「音戸の瀬戸」。広島県呉市の本州側と瀬戸内海に浮かぶ倉橋島を隔てる海峡です。潮流が早く、さらに潮の干満で流れが真逆になることも大きな特徴。平清盛が1日にして開削したという伝説もあり、海峡の途中の小島には平安時代末期に造られたと言われる「清盛塚」も祀られています。

風光明媚な景観が多くの人の心を捉えてきた「音戸の瀬戸」。その風景と同化するように美しい橋が音戸大橋。

急がずゆっくりと海峡を進んでいくフェリー。

音戸大橋の下にある「清盛塚」。
1961年に開通、離島への最初の橋だった。
倉橋島は呉との結びつきが昔から強く、特に明治時代に呉鎮守府が置かれて軍港都市として発展して以降、倉橋島と呉の往来は飛躍的に増えました。もちろん音戸の瀬戸を渡る必要がありますが、その往来を支えていたのは古くからある渡船でした。最盛期には1日250往復もあったといいます。
しかし戦後の人口増加やその先に来たるモータリゼーション化を踏まえて、音戸の瀬戸に橋が架けられることに。1961年に開通した「音戸大橋」は、本土から瀬戸内海の離島へ架けられた最初の橋でもありました。

音戸の瀬戸は美しいコバルトブルー。その両岸の狭い平地には民家が建ち並び、独特の風情を作り出している。

呉と倉橋島を結ぶ音戸大橋」は1961年に開通。

本土から瀬戸内海の離島へ架けられた最初の橋だった。
独創的な外観と、優美なシルエット。
音戸の瀬戸という類稀なる景勝地で、音戸大橋はもはや主役のひとつとして親しまれています。その理由はひとえに、音戸大橋の独創的な外観とシルエットにあります。そしてそれらが、見事なまでに美しい景観と一体となっていることです。
まず橋の色。真っ赤なんですが、どこか優しい赤。朱色と言った方が近いかも知れません。海峡のコバルトブルー、島々の緑、抜けるような青空に対して、決して戦いを挑むような赤色ではなく、優しく語りかけるような赤色なのです。これは先に述べた平清盛にも関連していて、彼が再興して現在に至る厳島神社の大鳥居の色に着想しているのだそうです。

どこか優しい朱色のアーチが特徴。海峡のコバルトブルー、島々の緑、夏の青空に対して優しく語りかけるような色をしている。

下を船が通れるように23.5mの高さがある。

北側には第二音戸大橋が見える。
ぐるぐると目が回りそうなループ。
また大きな特徴なのが、倉橋島側に造られた3階建てのループ線。本土側は切り立った山の上であるのに対して倉橋島側は平地で、その高低差を解消するために設けられました。ぐるぐると目が回りそうなループは、なんと2周半。これで約20mの高さに橋脚を渡し、その下を大型船でも通れるように設計されました。ループの下は円形の駐車場になっていて、下から見上げると圧巻。また見逃したのですが、ループに入る手前には「2周半しますよ」ということを伝える、珍しい道路標識もあるそうです。

倉橋島側に造られた3階建てのループ線。呉側が丘で島側が平地のため、その高低差を解消するために建設された。

ぐるぐると目が回りそうなループは2周半。

ループ線から見えた第二音戸大橋。
音戸大橋を間近に見下ろす「音戸の瀬戸公園」。
音戸大橋を車で渡ることはもちろん体験したいことですが、この橋を遠くから眺めるのもまた魅力的なことです。
ひとつ目のおすすめポイントは音戸大橋の北側、つまり本土側にある「音戸の瀬戸公園」です。大きな駐車場と小高い丘があり、音戸大橋を間近に見下ろせます。ここから見ると、音戸大橋が意外に狭いことに気づきます。橋上の道路幅は5.5mしかなく、実際に車で走ってみるとかなり窮屈な印象。昔の土木技術や車の大きさなんかを、想像できたりします。

音戸大橋を眺めるおすすめポイント「音戸の瀬戸公園」。独特のシルエットが美しい音戸大橋を間近に見下ろせる。

橋上の道路幅は狭く、幅5.5mしかない。

呉側には大きな駐車場がある。
赤い橋体を真横から眺める「第二音戸大橋」。
もうひとつおすすめの眺望ポイントは、音戸大橋の北側に2013年に新たに架けられた「第二音戸大橋」です。こちらは橋の途中まで歩道が付いており、そこからの音戸大橋の眺めが格別なのです。赤い橋体を真横から眺め、また倉橋島側のループ線の全貌を俯瞰。音戸大橋を最も美しい角度で見られると思います。
しばらくそこで音戸大橋を眺めていたら、運良く音戸の瀬戸を船が通りました。音戸大橋の真下を軽快にくぐり抜けて、広島方面へ進んでゆきました。

第二音戸大橋から音戸大橋を眺めるのもおすすめのアングル。音戸大橋を真横から眺め、また倉橋島側のループ線の全貌を俯瞰できる。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関でのアクセス ― 音戸の瀬戸・音戸大橋・第二音戸大橋
- JR呉駅:
- 広電バス「音戸大橋線(阿賀・音戸の瀬戸経由)」に乗車し、「音戸渡船場」バス停下車。
■車でのアクセス ― 音戸の瀬戸・音戸大橋・第二音戸大橋
- 広島呉道路(クレアライン)「呉IC」から国道487号を経由し、約30分。
- 音戸大橋公園に駐車場(有料)があります。または、近隣の有料駐車場をご利用ください。
詳細情報
| 名称 | 音戸大橋 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県呉市警固屋8丁目-音戸町間 |
| 問い合わせ先 | 0823-25-3309 | 呉市観光振興課 |
| 休業日 | - |
| 料金 | - |
| 駐車場 | - |
| 公式サイト | ー |
| wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/音戸大橋 |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022430-d17181722-Reviews-Ondo_Bridge-Kure_Hiroshima_Prefecture_Chugoku.html |
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情報更新日:2026年1月





