犬山橋
いぬやまばし □愛知県犬山市




<想像を超える光景が、かつて見られた橋。>
木曽川に架かる「犬山橋」は、かつて鉄道と自動車が共用した珍しい橋として知られ、名鉄特急パノラマカーが走る姿は圧巻でした。現在は道路橋と並ぶツインブリッジとして、歴史を感じる親柱や橋脚が見どころ。犬山城や日本ラインの景観とともに楽しめるスポットです。本記事では、犬山橋の歴史や見どころ、アクセス、実際に訪れて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。
所要時間:10〜20分(見学)
想像を超える光景が、かつて見られた橋。
たまたまYouTubeで見た犬山橋の昔の風景に、一瞬にして引き込まれました。想像を全く超えていく珍しい光景に、目が離せなくなってしまったのです。それは橋の真ん中を電車がゆっくりと走り、その両脇の細いスペースを自動車が列をなして行き来している様子です。電車は路面電車なんていう可愛らしいものでなくて、普通に街中を走る堂々たる列車です。しかも名鉄特急の真っ赤な名車両「パノラマカー」。ただでさえ風光明媚な木曽川に架かるこの犬山橋で、これほど度肝を抜かれる光景が見られたとは。

犬山橋は名鉄犬山線の「犬山遊園」駅と「新鵜沼」駅の間にあり、木曽川を挟んで愛知県と岐阜県の県境を渡っている橋。

昔から残されている犬山橋の親柱。

自動車と歩行者用の犬山橋も建設された。
日本ライン終着、濃尾平野のはじまり。
残念ながら今ではその光景を見ることはできません。木曽川の下流側に隣接して、自動車と歩行者用の犬山橋が建設されたからです。だから今は当時のことをその場で想像するしかありません。でもどうしても、それでもいいから犬山橋を見てみたくなったのでした。
犬山城天守からも犬山橋がよく見えたのですが、背後には木曽の山並みが聳え立ち、山間部と平野部の結節点のような場所に架かっています。犬山橋より上流は「日本ライン」と呼ばれて奇岩怪石や急流が続く景勝地。まさに日本ライン終着の場所であり、濃尾平野のはじまりの場所でもあります。

犬山橋より上流は「日本ライン」と呼ばれて奇岩怪石や急流が続く景勝地。まさに日本ライン終着の場所。

犬山城天守から望む犬山橋。

鉄道橋は長さ223mの三連トラス橋。

犬山橋付近から見た犬山城。

建設された道路橋も犬山橋と命名された。
元々は、鉄道道路併用橋だった。
犬山城を観たあと、木曽川の川べりを歩いて犬山橋を目指します。このあたりの木曽川の流れは大変緩やかで、春には満開となる桜並木も有名です。
犬山橋は名鉄犬山線の「犬山遊園」駅と「新鵜沼」駅の間にあり、木曽川を挟んで愛知県と岐阜県の県境を渡っている橋です。元々鉄道道路併用橋だった橋と、のちに建設された道路橋の2本が並んで架けられています。「ツインブリッジ」とも呼ばれています。

かつては鉄道と道路の併用橋で、2000年までは名鉄の電車と自動車が並んで走る光景が見られた。

現在は鉄道専用の橋となっている。

立派な鉄橋の真ん中を名鉄の電車が走る。
今はその場で、想像するしかない。
見たかった古い橋は、長さ223mの鋼鉄製の三連トラス橋。1926年に開通したもので、冒頭の通り当初から2000年までは名鉄と自動車が並んで走っていました。名鉄の線路も単線かと思いきや複線で、昔の写真を見ると車、電車、電車、車が橋の上をぎゅうぎゅうの状態で並んでいます。実際に今回訪ねてみても想像以上に橋の幅は狭くて、どうすればこの幅で電車2本と車2列がすれ違えたのか不思議に思えるほどです。電車の最高速度は25km/hだったそうで、車に対して鳴らす警笛は「どけよホーン」と呼ばれた名物だったそうです。

昔の様子を想像しつつも、今の犬山橋を通り過ぎる列車を眺めるのも楽しい。

橋自体のフォルムもとても美しい。

まるで鉄骨でできたトンネルのよう。
電車が行き交う様子も、見ごたえがある。
2000年に下流側に道路橋が開通してからはそんな珍しい光景は見られなくなってしまいましたが、それでも今の犬山橋も魅力ある橋です。かなりの歴史を感じさせる塔のような親柱や、当時の土木技術をしっかり刻み込んだ橋脚は見ごたえがあります。また橋の袂には日本ライン下りの下船場があり、停泊している川下り船も風情があります。
それと思った以上に頻繁に犬山橋を行き来する名鉄の電車。鉄の橋を鉄の車輪が走る独特の音や、車高に対してかなり低めの鉄骨のトンネル、また橋の北側と南側はそれぞれすぐにカーブしていて橋を抜けてすぐにうねり出す車両とか。ややマニアックな視点かもしれないですが、実際に訪ねて体験してみると、犬山橋がとても魅力的な橋であることが分かると思います。

犬山橋を往来する列車は想像以上に多い。どうすればこの幅で電車2本と車2列がすれ違えたのか不思議に思えるほど。

線路沿いを歩きながら撮影してみる。

味のあるデザインの車両も見ごたえがある。

橋のすぐそばに踏切がある。

犬山橋の最寄駅となる「犬山遊園」駅。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関でのアクセス
- 名鉄犬山線:
- 犬山遊園駅(西口)から徒歩約3〜4分で橋の南側へアクセスできます。
- 新鵜沼駅(西口)から徒歩約3〜6分で橋の北側へ到着します。
- JR利用の場合:
- JR鵜沼駅からも徒歩約6分でアクセス可能です。
■車でのアクセス
- 車道橋を経由する一般道アクセス可。ただし大型車両(5.5t以上)は通行不可のため注意。
- 橋の直上には駐車場がありません。犬山遊園駅・新鵜沼駅周辺の有料Pをご利用ください。
詳細情報
| 名称 | 犬山橋 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県犬山市犬山寺下~岐阜県各務原市鵜沼南町 |
| 問い合わせ先 | 0568-44-0334 | 犬山市役所都市整備部 土木管理課 |
| 休業日 | - |
| 料金 | - |
| 駐車場 | - |
| 公式サイト | ー |
| wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/犬山橋 |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g325580-d11917611-Reviews-Inuyama_Bridge-Inuyama_Aichi_Prefecture_Tokai_Chubu.html |
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情報更新日:2026年1月




