海の中道
うみのなかみち □福岡県福岡市






<独特の景観を見せる、長大な砂州。>
福岡市東区に広がる「海の中道」は、博多湾と玄界灘に挟まれた全長約8kmの砂州で、「日本の渚100選」「日本の白砂青松100選」に選ばれる絶景スポット。松林と砂浜が織りなす独特の景観や、志賀島への陸路も魅力です。本記事では、海の中道の見どころやアクセス、実際に訪れて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。
所要時間:30〜60分(散策・景色鑑賞)
独特の景観を見せる、長大な砂州。
「海の中道」といえば広大な都市公園である「海の中道海浜公園」や、その最寄駅となる「海ノ中道」駅を想起してしまいがちですが、元々は博多湾の北方にあって九州本土から志賀島をつないでいる陸繋砂州のことを指します。東西の全長は約8km、南北は最も広い箇所で約2.5kmの幅がある広大な砂州です。北側は玄界灘、南側は博多湾と接していて、特徴ある地形は地図で見ても一目瞭然。そこでは元々あった豊かな自然を活かして、リゾートや公園の開発が進んでいます。

単に「海の中道」と言えば、博多湾の北方にあって九州本土から志賀島をつないでいる陸繋砂州のことを指す。

一帯は「海の中道海浜公園」として整備されている。

北岸はまるで砂丘のよう。

陸側には公園の緑地が広がっている。

玄界灘に向かっていくつかの展望所がある。
砂丘のような景色を駆ける、JR香椎線。
今回は電車で海の中道を訪ねます。JR鹿児島本線の「香椎」駅でJR香椎線に乗り換え、2両編成のワンマン列車で出発します。土曜ということもあり、満員電車。想像以上に外国人観光客が多いです。
単線をのんびり走り「雁ノ巣」駅を越えると突然見慣れない光景に出くわします。それは北側に砂の壁がずっと続くこと。このあたりは砂丘のように砂が積み上がっていて、まるで砂漠の中を列車が走っているかのよう。また反対側には松林が広がっていて、砂浜と松原、これらが海の中道というエリア独特の景観を作り出しています。海の中道は「日本の渚100選」「日本の白砂青松100選」にも選ばれている景勝地なのです。

海の中道をJR香椎線の2両列車が走っている。途中にはまるで砂漠の中を列車が走っているかのような場所も。

公園への最寄り駅となる「海ノ中道」駅。

香椎駅から西戸崎駅まで海の中道を走る列車。

「DENCHA」の愛称で親しまれている。

志賀島への起点となる終点の「西戸崎」駅。
雄大な玄界灘と、鬱蒼とした松林。
海の中道一帯は「海の中道海浜公園」として整備されています。その面積はなんと約350ha、東京ドーム75個分という広大な公園です。園内には「マリンワールド海の中道」やリゾート施設などがあるほか、四季折々の花が咲き豊かな森も広がります。一周約12kmのサイクリングコースを巡っていると、海の中道の素晴らしさに気付くことができます。雄大な玄界灘、鬱蒼とした松林、どこまでも続く美しい砂浜、博多湾越しの福岡の街。そしてそこに吹き抜ける海からの風や、その風に揺れる森のざわめき、鳥の声。

「海の中道海浜公園」は面積約350haの広大な公園。一周約12kmのサイクリングコースを巡って楽しむ。

海沿いのサイクリングが心地よい。

南側は穏やかな博多湾が広がる。
砂州の先には、志賀島がある。
また日本史の教科書でも有名な「漢委奴国王」の金印が見つかった志賀島へもかなり細い砂州で繋がっており、唯一の陸上ルートとなっています。砂州の一部は満潮の時に砂州をまたいで海水に浸かることもあり、その箇所だけは橋が架けられています。車で渡る場合は問題ないですが、電車の場合は香椎線の終着「西戸崎」駅からバスに乗り換えて向かいます。今回もその予定でしたが海の中道海浜公園が思った以上に壮大で、その時間がなくなってしまいました…。

教科書でも有名な「漢委奴国王」の金印が見つかった志賀島へは、かなり細い砂州で繋がっている。

心地良さそうに滑空していたトンビ。

水族館「マリンワールド海の中道」は大人気。
奈良時代にも、その風光は知られていた。
大部分を占める海の中道海浜公園については別のページでご紹介するとして、砂州としての海の中道のことをもう少し。
この変わった地形は昔からあったようで、奈良時代に編纂された『筑前国風土記』にその記述があるそうです。また現代では「うみなか」という略称もある「海の中道」という名称も、実は江戸時代からそう呼ばれていたのだとか。ただ昔は志賀島とは砂州で繋がっておらず、干潮の時だけ歩いて渡れたのだそう。長い歴史の中で、その時々の海の中道の形があったのもまた興味深いものです。

「海の中道」、実は江戸時代からそう呼ばれていたそう。今では「日本の渚100選」「日本の白砂青松100選」にも選ばれている。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関でのアクセス
- 電車(JR香椎線):
- JR博多駅 → 鹿児島本線で香椎駅まで約11分 → 香椎線に乗り換え海ノ中道駅まで約20分。駅から公園入口は徒歩すぐ(海ノ中道駅口)。
- 地下鉄+西鉄+JR:
- 天神駅 → 地下鉄空港線で貝塚駅まで約12分 → 西鉄貝塚線で和白駅 → JR香椎線に乗り換え海ノ中道駅へ
- バス:
- 西鉄バス25A/25I系統で「海の中道マリンワールド前」下車、徒歩3~5分
- 船(うみなかライン/福岡市営渡船):
- 博多ふ頭またはマリゾン(シーサイドももち)から海の中道渡船場まで約20分。下船後徒歩5〜10分で、ワンダーワールド口または西口へ
■車でのアクセス
- 都市高速6号線「アイランドシティ出口」より約15分(約7.5 km)
- 九州自動車道「太宰府IC」経由で約20分、「古賀IC」経由では約25分
- 園内に駐車場約3,500台分、1日600円前後、大型車も可
詳細情報
| 名称 | 海の中道 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県福岡市東区西戸崎~和白 |
| 問い合わせ先 | 092-603-1111 | 海の中道管理センター |
| 休業日 | - |
| 料金 | - |
| 駐車場 | - |
| 公式サイト | ー |
| wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/海の中道 |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | ー |
| LAST VISIT | 202506 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。
情報更新日:2026年1月




