神戸税関
こうべぜいかん □兵庫県神戸市





<神戸の歴史を見続けた、臨港エリアのシンボル。>
神戸の臨港エリアにそびえ立つ「神戸税関」は、港町神戸の歴史を見守り続けてきたシンボル的な存在です。1927年建造の荘厳な庁舎は、阪神淡路大震災を経ても建築美が守られ、今も威風堂々とした姿を見せています。広報展示室では、税関の役割や歴史を学べるほか、映画のロケ地にも使われた優美な吹き抜けホールも必見です。本記事では、神戸税関の魅力やアクセス、そして実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
所要時間:15〜30分(見学)
神戸の歴史を見続けた、臨港エリアのシンボル。
神戸都心部のメインストリートである「フラワーロード」。この道をずっと南へ進み、阪神高速神戸線をくぐった先に聳え立つ巨大な近代建築物があります。交差点の角に曲線の外観を持ち、その頂部には円筒形の塔屋を載せています。その塔には大きな時計が設置されていて、「時計塔」と呼ばれています。150年の歴史を持つ港町神戸、その臨港エリアのシンボルでもあるその建物は「神戸税関」です。そして神戸の繁栄を象徴する、誇り高き建築物です。

150年の歴史を持つ港町神戸、その臨港エリアのシンボルでもある「神戸税関」。北東角に建つ「時計塔」が存在感を放つ。


交差点の角に曲線の外観を見せている。


日本の税関旗が掲げられている。
1927年建造、日本国内で最大の税関。
神戸税関が最初に設置されたのは、なんと1868年。「兵庫運上所」と呼ばれ、江戸幕府によるものです。その2ヶ月後には明治新政府により「神戸運上所」となったあと、1973年には「神戸税関」と改称。開庁以来一貫して神戸港の最前線で貿易に関する業務を執り行ってきました。
その長い歴史の中で、現在も見られる壮大な建物が造られたのは1927年。「帝国の大玄関番たる税関として決して恥ずかしからぬ近代式大庁舎」ということで完成した2代目の建物で、日本国内で最大の税関となりました。花崗岩と煉瓦を用いた外観、威風堂々たる容姿で港に聳え立ちました。

2代目の建物で、日本国内で最大の税関である神戸税関。花崗岩と煉瓦を用いた外観、威風堂々たる容姿で港に聳え立つ。


1999年に旧館の外観を保存しつつ新館が建設された。


南側正面のメインエントランス。


右読みの「関税戸神」の文字。


洋館らしい縦長の窓が並ぶ東側外観。
受け継がれた、神戸税関の建築美。
しかし1995年の阪神淡路大震災では半壊の被害が出てしまいます。1999年に新館が建設される際、2代目の旧館は大部分は保存され、新館とドッキングするような形で工事は進められました。結果旧来の外観は維持され、3代目の庁舎でも以前からの優美な姿が守られることに。正面玄関の3つのアーチ、右書きの「関税戸神」の文字、外観の曲線とシンクロする時計塔など、神戸税関の建築美が次代へ受け継がれました。

新館の建設に際して2代目の旧館は大部分は保存され、現在の庁舎でも外観は維持された。正面玄関の3つのアーチはそのシンボル。


税関前の広場には「PORT OF KOBE」のモニュメント。


新館の上部はモダンなデザインに。


やはり時計台の美しさは特筆すべきものがある。


エントランスから見た神戸税関の中庭。
近代建築物としての、見ごたえも十分。
神戸税関は館内の見学も可能。本関の中庭や庁舎内の一部が公開されています。無料で見学できる広報展示室では、税関の役割や歴史の紹介、神戸港の貿易を分かりやすく紹介。密輸の手口や日本に持ち込めない商品の展示などもあり、普段はほとんど接することのない税関について学べます。
もちろん外観と同じように近代建築物としての見ごたえも十分。特に北東の時計塔下部には円形の3層吹き抜けホールは圧巻で、映画やドラマのロケ地にも数多く使われています。

館内の見学も可能で、本関の中庭や庁舎内の一部が公開されている。また広報展示室では税関の役割や歴史が紹介されている。


南東方向からの外観。


南東側も曲線を描くファサード。


今も見られる外観は1927年に建てられた。


建物東側に建つ「行幸記念碑」。
神戸税関の周囲は、名建築に囲まれた一角。
また神戸税関の周辺には同じように戦前に建てられたレトロなビルが建ち並んでいます。特に西側には「デザイン・クリエイティブセンター神戸」として再利用されている「旧国立生糸検査所」と「旧神戸市立生糸検査所」、さらにその隣の国登録有形文化財に指定されている「新港貿易会館」などは大変見ごたえのある建物です。
神戸税関の前には芝生の広場も設けられています。名建築に囲まれた一角で、港町に吹く歴史の海風に吹かれてみるのもまた神戸らしい時間の過ごし方です。

周辺には同じように戦前に建てられたレトロなビルが建ち並ぶ。写真は「旧神戸市立生糸検査所」。


その東側に並ぶ「旧国立生糸検査所」。


国登録有形文化財に指定されている「新港貿易会館」。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- JR・阪急・阪神・地下鉄「三ノ宮駅」からフラワーロード南へ徒歩15分。[地図・バスも併用可]
- 貿易センター駅(ポートライナー)出口1より徒歩約8~9分。
- 三宮・花時計前駅(地下鉄海岸線)UFJ銀行口から徒歩約11~12分。
- バス:神戸市バス「税関前」「KIITO前」停留所で下車、徒歩約2分。
■車でのアクセス・駐車場
- 阪神3号神戸線「京橋出口」より一般道で約3~5分。
- 駐車場:庁舎専用駐車場なし。周辺にHi‑Park KIITO・タイムズ三宮フェリーターミナルなど短時間利用向けPあり。
詳細情報
名称 | 神戸税関 |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区新港町12-1 |
問い合わせ先 | 078-333-3028 | 総務部 税関広報広聴室 |
休業日 | 土・日曜日、祝日、年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | - |
公式サイト | https://www.customs.go.jp/kobe/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/神戸税関 |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d8149854-Reviews-Kobe_Customs-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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