白峯神宮
しらみねじんぐう □京都府京都市





スポーツの神様として、崇められる神宮。
白峯神宮は京都の中心部から北西へ、堀川通と今出川通が交わる交差点近くにある神社。天皇もしくは上皇在位中に地方へ追放され、遂に復位できず崩御した悲運をもつ第75代崇徳天皇・第47代淳仁天皇を祀っています。創建は1868年(明治元年)で、明治天皇の勅命によるものでした。当初は「白峯宮」と称されていましたが、昭和15年に「白峯神宮」と改称。全国に25宮しかない神宮に昇格しました。

白峯神宮の拝殿。創建は1868年(明治元年)に明治天皇の勅命によるもので、当初は白峯宮と称していた。


無数の提灯が奉納されている拝殿。


下鴨神社の「河合社」を模して建造されたという本殿。
拝殿の横にある、「鞠庭」。
今出川通に面して一の鳥居と神門をくぐると、境内の中心には拝殿があります。たくさんの奉納提灯が飾られています。そのひとつひとつを見ればあることに気づくのですが、それは後ほど。拝殿の向こうに本殿があり、まず参拝します。本殿の手前には2つの大きな金色の鈴が置いてあり、これを鳴らしてお参りします。
本殿の左手前には地面が長方形に区切られているエリアがあります。ここは「鞠庭(まりにわ)」と呼ばれ、今でも蹴鞠が奉納されている場所。これは白峯神宮の地にかつて邸宅を置いていた公家「飛鳥井家」が蹴鞠の宗家であったことに因みます。そしてこのことが、今の白峯神宮がある分野から厚く信奉を受けることにつながります。

「鞠庭」と呼ばれれ、今でも蹴鞠が奉納されている場所。このことから白峯神宮はサッカー関係者からは絶大な崇敬を集めている。


三柱の龍神を祀る「潜龍社」。


武道・弓道上達の神として信仰される「伴緒社」。
サッカー関係者からは、絶大な崇敬を集めている。
白峯神宮の拝殿に多く奉納されていた提灯には、Jリーグのチームや選手の名前が目立ちます。サッカー日本代表も参拝に来たことがあったり、W杯の時には巨大な絵馬が奉納されたり、蹴鞠だけにサッカー関係者からは絶大な崇敬を集めているようです。拝殿横にある「地主社」にはサッカーボールがたくさん奉納されていて、中には過去のW杯で使われたものもあります。
またサッカーだけでなく、ラグビーやバレーボールなど球技全般の競技関係者からも参拝を集めていて、スポーツの神様として崇められているのが白峯神宮なのです。

拝殿に多く奉納されていた提灯には、Jリーグのチームや選手の名前が目立つ。サッカー日本代表も参拝に来たことがあるという。


スポーツの神様「精大明神」を祀る「地主社」。


数々のボールが奉納されている。


中にはW杯使用球など貴重な奉納品も。


必勝祈願が寄せ書きできる絵馬もあった。
回すと球運を授かれるという、「蹴鞠の碑」。
境内にはほかに武道・弓道上達の神「伴緒社」、潜龍井の水で知られる「潜龍社」があります。また「蹴鞠の碑」には石の鞠が埋め込まれていて、これを回すと球運を授かることができると言われています。飛鳥井家の屋敷だった頃からあるという「小賀玉の木」も見ておきたいご神木。白峯神宮の全てを見下ろすかのようにして、境内の南東隅に立っています。

「蹴鞠の碑」には石の鞠が埋め込まれていて、これを回すと球運を授かることができると言われる。


本堂の鈴には鈴緒がなく、手に持って鳴らす。


今出川通に面した鳥居と神門。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 白峯神宮 |
---|---|
所在地 | 京都府京都市上京区飛鳥井町261 |
問い合わせ先 | 075-441-3810 | 白峯神宮社務所 |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | https://shiraminejingu.or.jp/ |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/白峯神宮 |
食べログ | ー |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298564-d6491652-Reviews-Shiramina_Jinguu_Shrine-Kyoto_Kyoto_Prefecture_Kinki.html |
LAST VISIT | 202408 |
※掲載のデータは当ページ更新時点でのものです。以後の変更や詳細な情報につきましては、ご自身でお問い合わせの上ご確認いただきますよう、あらかじめご了承ください。