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天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

あまがせだむ・きゅうしづがわだむ □京都府宇治市
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POINT

<歴史的なダムと、明治時代の産業遺産。>
宇治川上流の「天ヶ瀬ダム」は、黒部ダムと同型のアーチ式コンクリートダムで、琵琶湖の水を調整する重要施設。近くには明治期の産業遺産「旧志津川発電所」も残り、歴史と自然が調和する景観が魅力です。本記事では、天ヶ瀬ダムと旧志津川発電所の見どころや歴史、アクセス、実際に訪ねて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。

KEYWORD

#京都府 #宇治市 #ダム #ダム湖 #川 #赤レンガ

TIME

所要時間:30〜45分(見学・景色鑑賞)

歴史的なダムと、明治時代の産業遺産。

宇治川を遡ることわずか約2.3km。市街地のすぐ近くにある天ヶ瀬ダムは、高さ73m、幅254mもある巨大なダムです。黒部ダムと同じ「ドーム型アーチ式コンクリートダム」で1964年に完成、琵琶湖から流れ出た宇治川の水を堰き止め、水力発電、洪水調節、上水道取水と多目的に活躍しています。また下流にある平等院、宇治上のという2つの世界遺産を水害から守る意味でも重要な役割を果たしています。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

天ヶ瀬ダムは黒部ダムと同じ「ドーム型アーチ式コンクリートダム」で、琵琶湖から流れ出る宇治川に1964年完成した。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

高さ73m、幅254mもある巨大なダム。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

下流側に架かる「白虹橋」。

手前にある天ヶ瀬橋、白虹橋も見どころ。

宇治市街地から風光明媚な宇治川を上流へ、約2.3kmほどのところに位置する天ヶ瀬ダム。手前にある天ヶ瀬橋、白虹橋という2つの橋も見どころです。この辺りは東海自然歩道のルートとなっており、豊かな自然に満ちた景観に、壮大な天ヶ瀬ダムが威容を誇ります。また2022年に完成した日本最大の水路トンネルから大量の水が放流されており、その音の迫力も感じられます。
また宇治川を堰き止めたことによってできたダム水は「鳳凰湖」と呼ばれ、滔々と湛えられた水と山並みの風景が人気。ダムの堤頂は日中は公開され、歩いて通ることができます。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

宇治市街地から風光明媚な宇治川を上流へ、約2.3kmほどのところに位置する。写真はダムの手前にある「天ヶ瀬橋」。

大自然の中に佇む、赤い建物。

今回天ヶ瀬ダムを訪れた一番の目的は、ダムの下流すぐのところにある煉瓦造の建物「旧志津川発電所」を見ることです。今は外観を対岸から眺めることしかできないのですが、ガイドブックで知った、大自然の中に佇む赤い建物を見てみたかったのです。
旧志津川発電所は1924年に発電を始めた水力発電所で、上流にあった「大峯堰堤」を用いたものでした。大峯堰堤は日本国内での重力式コンクリートダムの草分け的な存在で、高さ31m、幅91mと当時としてはかなり大規模なダムでした。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

ダムの下流側にある煉瓦造の建物「旧志津川発電所」。かつてあった「大峯堰堤」を用いた発電に使われていた。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

今は外観を対岸から眺めることしかできない。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

旧志津川発電所は1924年に発電を始めた。

蔓が外観を覆い、周囲の景観に同化する。

しかしこの天ヶ瀬ダムが新たに造られることで、そのダム湖に水没してしまいました。天ヶ瀬ダムがいかに大きなダムかということが分かりますが、志津川発電所もその時に廃止に。しかし建物はその後も残され、関西電力グループ企業の実験所として使われています。基本的には何のリノベーションもされていないようで、この場所で過ごした長い時間が染み込んだ風格を持っています。夏の間に伸びた蔓が外観を覆い、より周囲の景観に同化するかのよう。冬になると枯れるのかもしれませんが、夏になるとまたこのように緑に覆われ、それを100年繰り返しているのです。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

長い時間が染み込んだ風格を持っている。夏の間に伸びた蔓が外観を覆い、より周囲の景観に同化するかのよう。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

何のリノベーションもされていない。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

ダム近くに見つけた何らかの排水路。

豊かな自然の恵みを感じる場所。

そうこうしているうちに、日が傾いてきました。太陽がやや横から宇治川、山並み、そして橋とダムを照らし、風景の濃淡が際立ってきました。しかし変わらないのは水が流れる音。よく見ると先ほどの水路トンネルからだけでなく、旧志津川発電所の建物横からも、さらに自然の沢からも水がどんどん宇治川に注いでいます。琵琶湖からの水も、このあたりにある水も。豊かな自然の恵みを感じる場所でした。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

夕陽が橋とダムを照らし、風景の濃淡が際立ってきた。しかし水が流れる音だけは変わらない。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

宇治川の峡谷が美しい。

天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所

白虹橋の近くで注ぎ込む沢。

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photo.

アクセスマップと交通アクセス

■公共交通機関でのアクセス ― 天ヶ瀬ダム

  • 京阪宇治線「宇治駅」または JR奈良線「宇治駅」:
    • 下車 徒歩約40分(京阪から約)(JRも同様)です。
    • 駅からタクシー利用で、京阪「宇治駅」から約10分、JR「宇治駅」から約15分。

■車でのアクセス ― 天ヶ瀬ダム

  • 車での来訪は一般駐車場が無いため、車でのアクセスは控えた方が良い。公式に「お車でのご来場はご遠慮ください」との案内があります。

詳細情報

名称 天ヶ瀬ダム・旧志津川発電所
所在地 京都府宇治市槇島町槇尾山
問い合わせ先 0774-22-2188 | 天ケ瀬ダム管理支所
休業日 -
料金 -
駐車場 -
公式サイト https://www.kkr.mlit.go.jp/yodoto/amagase/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/天ヶ瀬ダム
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情報更新日:2026年1月

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