あいち航空ミュージアム
あいちこうくうみゅーじあむ □愛知県豊山町




<実機展示と体験が人気の、航空博物館。>
愛知県の「あいち航空ミュージアム」は、県営名古屋空港に隣接する航空ファン必見のスポット。YS-11やブルーインパルスなど実機展示に加え、フライトシミュレーターや整備士体験など体験型プログラムも充実。屋上展望デッキからは滑走路の迫力ある景色を楽しめます。本記事では、あいち航空ミュージアムの見どころや体験内容、アクセス、実際に訪れて分かったおすすめ情報を詳しく紹介します。
所要時間:90〜120分(見学)
実機展示と体験が人気の、航空博物館。
あいち航空ミュージアムは愛知県立の航空博物館。愛知県と言えばトヨタを筆頭にした自動車産業が盛んなことで知られていますが、実は航空機産業の一大拠点でもあるのです。かつて国産旅客機として注目を集めた三菱リージョナルジェット(MRJ)も、実は愛知県を中心に開発されていました。その象徴的な場所でもある県営名古屋空港に隣接して、2017年にオープンたのが「あいち航空ミュージアム」です。旧名古屋空港の国際線ターミナルを改装した商業施設「エアポートウォーク名古屋」とも直結しており、飛行機をより身近に感じる立地です。

県営名古屋空港に隣接して、2017年にオープンた「あいち航空ミュージアム」。愛知県立の航空博物館。

あいち航空ミュージアムのエントランス。

大きな建物に数多くの航空機を展示する。

名古屋空港所属の飛行機も並ぶ。

空港の整備場の様子も眺められる。
目の前に並ぶ、圧巻の実物展示。
あいち航空ミュージアムの魅力は、まずなんと言っても実物の航空機がずらりと展示されていること。巨大な建物は滑走路から駐機場を通して直接航空機を搬入できる構造になっていて、この場所ならではの特徴。壮大な空間に2025年現在で7機の実機と零戦の実物大模型が展示されています。いずれも愛知県に所縁のある航空機。それぞれの機内を見学できるタイミングもあり、航空ファンにとっては垂涎の博物館です。
その迫力はすごいです。なにしろ普段はこんなに近くで見られないジェット機やヘリコプターが目の前にぎっしり並んでいるのですから。

壮大な空間に2025年現在で7機の実機と零戦の実物大模型が展示されている。写真は最も大きな機体「YS-11」。

誰もが憧れる「ブルーインパルス」。

精巧に作られた零戦の実物大模型。

機体によっては内部を見学することも可能。

エンジンの仕組みを解説するコーナー。
機内も必見、純国産旅客機「YS-11」。
1番のおすすめは「YS-11」。展示機で最も大きな機体で、全幅32.00m、全長26.30mの純国産旅客機です。昭和37年に初飛行し、主に国内線で大活躍しました。惜しまれながら平成18年に旅客機とした時のニュースは今でもよく覚えています。航空自衛隊では今でもまだ2機が現役だそうです。あいち航空ミュージアムでは自衛隊でVIPの輸送機として平成29年まで使われたYS-11を展示。昭和天皇も搭乗されたそうです。機内に入ることもでき、そのレトロな仕様には感激しました。コクピットは完全にアナログで画面などは一切なく、数え切れないくらいの計器とスイッチが並んでいます。客席も昭和が感じられる内装が衝撃的に美しいものでした。

「YS-11」のコクピット。完全にアナログで画面などは一切なく、数え切れないくらいの計器とスイッチが並んでいる。

曲線がレトロな「YS-11」の機首部分。

無数の計器類には驚かされる。

手元にも大量のスイッチが並ぶ。

フロントガラスは想像よりも小さい。
航空機ファンの憧れ、「ブルーインパルス」。
また航空機ファンの憧れ「ブルーインパルス」も展示。機体としては練習機として使われてい「T-4」ですが、あのブルーとホワイトの塗装が目の前にあるなんて、興奮が抑えきれません。周りではブルーインパルスにまつわるパネルや映像が展示されています。
また三菱重工が開発したビジネスジェット機「MU-300」も。座席数は11席のコンパクトな機体で、そのカラーリングも合わせてのちに開発される「MRJ」に通じるものを感じました。

航空祭の主役「ブルーインパルス」も展示。その周りではブルーインパルスにまつわるパネルや映像も展示されている。

ブルーインパルスの機首部分。

ブルーインパルスの機尾部分。

機体に描かれたエンブレム。

真横から見たコクピット。
全長22.83mもある、巨大ヘリ「EH-101」。
それと圧巻だったのが巨大なヘリコプター「EH-101」。全長22.83mで、定員は33席もあります。展示されているのは警視庁で使われていた機体で、災害時には数々の捜索や救助に活躍したそうです。三宅島の噴火の際には当時の皇太子夫妻もこの機体で慰問に訪れたといいます。中に入ることも、席に座ることもできます。また後部のハッチが開放されていて、ここから援助物資の投下なども行われていたことがリアルに理解できます。
他にも日本初の純国産ヘリコプター「MH2000」、双発のプロペラ機「MU-2」、名古屋市立工業高校の生徒が製作した飛行機「名市工フライヤー」の実機がそれぞれ展示。原寸大模型としてリアルに再現され、映画にも使われたという「零戦」も見ごたえがあります。

全長22.83mで、定員は33席もある巨大なヘリコプター「EH-101」。警視庁で使われていた機体なのだそう。

災害時など数々の捜索や救助に活躍したそう。

ビジネスジェット機「MU-300」も。

JAXAで活躍したヘリ「MH2000 (JA21ME)」。

「EH-101」のコクピットパネル。
「名機100選」と題した、精密模型の展示。
あいち航空ミュージアムはエアポートウォーク名古屋からつながる2階が入口で、入るとすぐに1階の実機展示を見下ろせるようになっています。また2階には日本の空を飛んだ「名機100選」と題した1/25スケールの精密模型の展示、愛知県の航空機産業の歴史と発展を3D映像で解説する「オリエンテーションシアター」も人気。
1階にある飛行機が空を飛ぶ仕組みをプロジェクションマッピングで紹介する「飛行の教室」も見ごたえがありました。

2階では日本の空を飛んだ「名機100選」と題した1/25スケールの精密模型の展示が行われている。

名機の模型がずらりと並んでいる。

どれもかなり精密に作られている。
体験プログラムも、充実している。
他にも体験プログラムが充実しているのも、あいち航空ミュージアムの特色。大画面スクリーンで愛知県周辺の上空を飛ぶ仮想体験ができる「フライングボックス」、パイロットとして操縦体験ができる「フライトシミュレーター」、実際の工具などを使う「整備士体験」など大人も子供も楽しめるプログラムが用意されています。また2階には県営名古屋空港の滑走路を眺めながらゆっくり過ごせるカフェも。さらにオリジナル商品が買えるショップもあり、航空ファンにはさまざまな面で楽しめる博物館です。

体験プログラムが充実しているのも、あいち航空ミュージアムの特色。航空ファンでなくてもかなり楽しめる。

「フライトシミュレーター」や「整備士体験」が人気。

ミュージアムショップも併設。
滑走路の全景が見渡せる、屋上展望デッキ。
最後にご紹介するのは、あいち航空ミュージアムの屋上展望デッキ。隣にあるエアポートウォーク名古屋よりももっと近くで、もっとパノラマで、滑走路を行き交う航空機が見られます。かなり暑い日で長居はできませんでしたが、2機ずつの離陸と着陸を見学。さらにヘリコプターも2機飛び立っていきました。また滑走路を挟んだ向こう側には航空自衛隊小牧基地があり、駐機場に並ぶ大きな輸送機もしっかり眺められます。運が良ければ自衛隊機の離着陸も。
ということで、まさに魅力満載のあいち航空ミュージアム。2026年には三菱リージョナルジェット(MRJ)の展示も予定されていて、その頃にもう一度訪ねてみたいと思います。

屋上展望デッキもおすすめ。滑走路を行き交う航空機はもちろん、隣接する航空自衛隊の様子も見られる。

自由に出入りできる屋上展望デッキ。

離陸へ向かうセスナ機。

国内線の小型ジェット機が多い。

駐機している自衛隊機も見られる。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関でのアクセス
- バス(名鉄/JR):
- 名鉄「西春駅」から名鉄バスで約20分、「あいち航空ミュージアム」停下車すぐです。
- JR「勝川駅」からあおい交通バスで約30分、「あいち航空ミュージアム」停下車すぐです。
- 名古屋駅前(ミッドランドスクエアなど)から名鉄バスで約25分、「エアポートウォーク」または「あいち航空ミュージアム」停下車すぐです。
- 歩き:
- バス停からは徒歩0~1分程度でアクセス可能です。
■車でのアクセス
- 名古屋高速 小牧線「豊山南IC」より約5分、または「豊山北IC」より約7分です。
- 県営名古屋空港の立体駐車場を利用(徒歩約10分/有料)。混雑時は駐車困難な場合があります。
詳細情報
| 名称 | あいち航空ミュージアム |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県西春日井郡豊山町豊場名古屋飛行場(県営名古屋空港) 内 |
| 問い合わせ先 | 0568-39-0283 | あいち航空ミュージアム |
| 休業日 | 毎週火曜日・水曜日 |
| 料金 | [大人] 1,000円、[大学生・高校生] 800円、[中学生・小学生] 500円 |
| 駐車場 | 有料駐車場 |
| 公式サイト | https://aichi-mof.com/ |
| wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/あいち航空ミュージアム |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1121225-d13280546-Reviews-Aichi_Museum_of_Flight-Toyoyama_cho_Nishikasugai_gun_Aichi_Prefecture_Tokai_Chu.html |
| LAST VISIT | 202506 |
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情報更新日:2026年1月





