好古園
こうこえん □兵庫県姫路市




<姫路城とともにある、絶景の日本庭園。>
世界遺産・姫路城のすぐ隣に位置する「好古園(こうこえん)」は、江戸時代の風情を再現した本格的な日本庭園です。異なる趣を持つ9つの庭園からなり、どの季節に訪れても美しい景観が楽しめます。特に姫路城を借景とした雄大な景色は圧巻です。本記事では好古園の見どころやアクセス、実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
所要時間:45〜60分(庭園散策)
姫路城とともにある、絶景の日本庭園。
訪ねたのは5月初め、新緑の季節。目に入るすべての植物たちが、艶やかで柔らかい新葉を纏っています。どこを見回しても、小さな枝や茎を伸ばしその先に若葉を広げる植物に囲まれて。そしてそれらの集合体である好古園の緑景は、初々しく生命力に満ちた光景です。なんだか自分の体にもそのパワーが入ってきている感じ。日本庭園の美しさに心落ち着く感覚と、瑞々しさ漲る新緑に心踊らされる感覚が同居した中で好古園を散策しました。

姫路城を借景にした本格的な日本庭園で、武家屋敷等の遺構をそのまま活用。滝と池が美しい「御屋敷の庭」など9つの庭園から成る。

南側に位置するメインエントランス。

敷地内はタイムスリップしたような景観。
ここには、武家屋敷が建ち並んでいた。
好古園は国宝・姫路城の城域にあります。姫路城内堀を挟んで本丸の西側に位置し、広さは約1万坪もある広大な日本庭園です。江戸時代には武家屋敷が建ち並んでいた場所でしたが、明治時代には軍の施設として使われるようになりました。やがて時は流れ、姫路市制100周年を記念して1992年に開園。かつてこの場所にあった藩校「好古堂」にちなんで好古園と命名されました。今では姫路城と並んで姫路観光の代表的なスポットとして親しまれています。

好古園のある一帯は江戸時代には武家屋敷が建ち並んでいた場所で、当時の景観が趣深く再現されている。

敷地は大きな三角形をしている。

姫路城に隣接し、かつては軍の施設として使われた。

茶室「双樹庵」入口の門。

塀越しにも庭園の趣きが感じ取れる。
それぞれに特色のある、9つの庭。
好古園は大きく5つの区画に分けられ築地塀で囲まれていて、門をくぐって出入りします。発掘で明らかになった江戸時代の5つの武家屋敷の敷地をそのまま準えているそうで、園内には塀に囲まれた通りも再現されています。
それぞれに特色のある9つの庭を順番に巡っていくのですが、その中で最もおすすめなのが最初に見ることになる「御屋敷の庭」です。

それぞれに特色のある9つの庭を順番に巡っていく。「苗の庭」には大きな牡丹の花が見頃を迎えていた。

「苗の庭」では様々な植物が栽培されている。

水と花木の共演が美しい「流れの平庭」。

それぞれの庭園で四季折々の美しさがある。

15種類の竹が観賞できる「竹の庭」。
「潮音斎」からの眺めは、絶景の極み。
「御屋敷の庭」ではまず「活水軒」という庭園を眺めながら食事ができるレストランがあり、その建物を抜けたところに素晴らしい風景が待っています。風流な渡り廊下があり、左手には滝から始まる渓流、右手の大きな池へ注いでいます。渡り廊下を抜けると「潮音斎」と呼ばれる建物となり、そこからの眺めはまさに絶景です。池に迫り出した「観庭台」から望むのはその美しい水面とその中に泳ぐ錦鯉、対岸に生い茂る新緑、さらにその向こうに聳えるのは姫路城の櫓。鏡のような水面にはその逆を映し込み、それはまさに絶景の極み。いつまでも眺めていたい。全ての美しさが凝縮された光景がありました。

「御屋敷の庭」は最もおすすめの庭園。大きな池に浮かぶ「潮音斎」からの眺めはまさに絶景。

「潮音斎」手前にある風流な渡り廊下。

緑と水を感じる、渡り廊下からの眺め。

池に迫り出した「観庭台」から望む。

鏡のような水面に美しい景観が写り込む。
風流を愛でる、散策が続く。
石橋を渡ればまた次の庭へと続きます。この時期は牡丹が美しく咲いていた「苗の庭」、茶室がある「茶の庭」、またその後も「夏木の庭」「花の庭」など個性豊かな庭園が楽しめます。「築山池泉の庭」では再び姫路城の櫓を借景とする庭園が楽しめ、すぐ隣の「竹の庭」と合わせてその風流を愛でる散策が続いていきます。どの庭も日本の美意識を凝縮したような佳景が広がり、門や垣根をくぐるたびに感動と発見がありました。
そしてとにかく多様な、植物の種類。初めて見るような種類もあり、まるで植物園にいるかのようです。また季節の花々も咲き誇り、この時は遅咲きの桜や牡丹、藤、躑躅などが見頃を迎えていました。

「夏木の庭」「花の庭」など個性豊かな庭園が楽しめる。この時は遅咲きの桜や牡丹、藤、躑躅などが見頃を迎えていた。

初夏でも赤いモミジ「ノムラカエデ」。

鮮やかな新緑に包まれる散策道。
存分に感じられる、日本庭園の素晴らしさ。
また好古園では美しい庭園に色を添える四季の表現も見事。特に鮮やかな色付きが圧巻の、紅葉の時期は人気があります。夜にライトアップされた光景は神秘的。そしていつもそばにある、姫路城。好古園では借景としての姫路城が美しく見えることを考えて、日々植物の剪定を行なっているのだそう。
外国人観光客も多く、好古園の美しさに声を上げていました。なんだか日本庭園の素晴らしさを誇れるような気持ちになったものでした。

好古園から見上げるといつもそばにある姫路城。「築山池泉の庭」から見上げる森の上に、姫路城の櫓が見えている。

「松明垣」と呼ばれる伝統的な竹垣の一種。

勢いよく芽吹く新芽。

圧巻だった青モミジのボリューム。

存分に感じられる、日本庭園の素晴らしさ。
photo.
アクセスマップと交通アクセス
■公共交通機関をご利用の場合
- 最寄り駅:JR・山陽電鉄「姫路駅」北口より徒歩 約15分
- または:神姫バス「姫路城大手門前」バス停下車 徒歩 約3〜5分
- 姫路城ループバス:「好古園前」停留所下車すぐ
- 所要時間の目安:駅から徒歩約10〜20分、バス利用で+約5分
■車をご利用の場合
- 高速道路:中国道「福崎IC」~砥堀ランプ経由 約15分
- 山陽道:「姫路東IC」より約20分/「姫路西IC」より約25分
- バイパス:姫路バイパス「中地ランプ」から約15分
- 駐車場:「大手門駐車場」徒歩2分(普通車555台、バス45台/最初3時間600円、超過で最大900円)
詳細情報
| 名称 | 好古園 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県姫路市本町68 |
| 問い合わせ先 | 079-289-4120 | 好古園 |
| 休業日 | 12月29日、30日 |
| 料金 | 大人(18歳以上):310円、小人(小・中学生、高校生):150円 |
| 駐車場 | 有料駐車場 |
| 公式サイト | https://www.himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/ |
| wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/好古園 |
| 食べログ | |
| トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298191-d550724-Reviews-Koko_en-Himeji_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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情報更新日:2026年1月





