相坂トンネル
あいさかとんねる □兵庫県姫路市





レトロな風情が人気、煉瓦造りの小さなトンネル。
相坂トンネルは姫路市中部の山間にある小さなトンネル。大正時代に造られたレトロな風情が人気のスポットです。そしてもうひとつ、周辺では有名な心霊スポットととしても知られるトンネルです。なんでも2000年頃に白骨化した少年の遺体が近くで発見された、写真に霊が写り込む、トンネル内で話し声が聞こえる、などなど…。しかし個人的に心霊スポット関連には全くと言っていいほど興味がないので、あくまで古いトンネルであることを興味に訪ねました。

レトロな風情が人気の「相坂トンネル」は大正時代に掘られた煉瓦造りの古いトンネル。特に入口の煉瓦積みと扁額は圧巻。
山間の集落を結んだ、大正時代のトンネル。
姫路市を南北に走る国道312号線を香寺町あたりで西へ曲がり、今も残る里山の風景を抜け、山へ分け入る道に相坂トンネルがあります。大正時代に、この相坂峠の向こう側の谷にある須加院地区を結ぶように造られたトンネル。地図を見ていると須加院地区には312号線から立派な県道があるし、ちょっと遠回りをすればわざわざトンネルを造らなくても、と思ってしまうのですが、当時はせいぜい荷馬車やリヤカーの時代。難所と言われた峠を速くもない車両でショートカットできるのは、大きな変化だったのだと思います。

相坂峠に造られたトンネルの全長は約70m。写真はカーブの先にある東側のトンネル入口。


西側のトンネル入口。


道幅は車が1台通れるほどの2.45mしかない。
過ぎた年月を、刻み込んだ風合い。
相坂トンネルへ向かう道はかなり狭く、車一台がようやく通れる程度。だから相坂トンネルの幅も、車が1台通れるくらいの2.45mしかありません。ただしトンネル手前は少しだけ道が広くなっていて、車を停めることもできるスペースになっています。
トンネルは煉瓦造りで、大正時代に造られたそのままの姿で今も現役で使われています。全長は約70m、高さ2.9mで、車で走り抜けてみると左右擦らないかヒヤヒヤとしてしまいます。ドーム型になったトンネル内のレンガの、過ぎた年月を刻み込んだ風合いが素敵です。

トンネルはまっすぐで見通しはよいが、コンパクトな愛車でさえけっこうギリギリ。


高さ2.9mだが、車高2.6mで制限されている。


均整のとれたアーチが美しい。


大正時代に造られたそのままの姿で今に至る。


年月を刻み込んだ風合いが素敵。
今もしっかり、トンネルの役目を果たしている。
相坂トンネルの周辺には10分ほど滞在していただけですが、観光っぽい車が3台と、いかにも地元の方という車も1台通り過ぎていきました。目的はさまざまあれど、今もしっかりトンネルの役目を果たしている相坂トンネルなのでした。

個人的に全くと言っていいほど興味がないのだが、相坂トンネルは心霊スポットとしても知られているのだそう。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関でのアクセス
- JR播但線「香呂駅」下車、徒歩約40分(約2.7km)
- JR播但線「西栗栖駅」から徒歩約20分(ルートあり)
■車でのアクセス・駐車場
- 播但連絡道路「船津ランプ」「豊富ランプ」より県道80号経由で約10分(約5km)
- 駐車場: なし(近くに車を安全に停められるスペースも限られます)
詳細情報
名称 | 相坂トンネル |
---|---|
所在地 | 兵庫県姫路市香寺町相坂 |
問い合わせ先 | - | - |
休業日 | - |
料金 | - |
駐車場 | - |
公式サイト | ― |
wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/相坂トンネル |
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