吹上の森

森に抱かれ、穏やかな時間が流れるカフェ。

三田市の東側に広がる丘陵地帯には有馬富士公園や人気のゴルフ場など、豊かな自然を活かしたスポットが集まっています。そのゴルフ場の横に広がる森の中にあるのが、吹上の森というカフェ。古民家を少しだけリノベーションしたお店で、森に包まれるようなロケーションと数々のこだわりメニューが人気を集めています。車がないとアクセスしにくい場所にありますが、はるばる遠くから足を運ぶリピーターも多く、いつも賑わいを見せている名店です。

週末は、予約客だけで一杯に。

吹上の森の建物はまさに森と一体化するように建っています。駐車場はかなり広く、20台以上は停められる様子。母屋が正面にあり、石積み風の門塀が印象的です。建物は古民家までとは言えないですが、相応に古さを感じる平屋建て。母屋の右手には近代的なガラス張りの建物があり、こちらもカフェスペースとして使われているようです。
日曜日の開店時間に合わせて予約を入れていましたが、開店直前には予約客だけでかなりの行列になっています。予約していない方々は行列には並んでいないようで、1回転するまで外のベンチで待つようです。

「どこか懐かしい、なんとなく落ち着く」

玄関で靴を脱いで上がる店内は、まるで田舎の親戚の家に来たような雰囲気。大きく4つの部屋に分けてテーブル席やソファ席が並べられています。一番大きな部屋には大型のソファ席がたくさんあり、また庭が見える縁側にも2人席が並びます。今回私が通されたのは最も奥にある部屋の、庭を眺めるソファ席。なかなかに素晴らしい席です。南向きの窓に面して座り、窓の向こうには庭が眺められます。家具や調度品もレトロなものが多く、もてなしの心を感じる季節の飾りも素敵です。お店のコンセプトは「どこか懐かしい、なんとなく落ち着く」というものだそうで、まさにその通り気持ちが安らいで寛げる空間になっています。

大人気のランチ、メレンゲのインパクト。

吹上の森ではランチがとても人気。今回は1番人気の「森のおばんざいセット」をいただきます。月替わりでおばんざいが変わるメニューで、季節も感じられるランチです。今回は1月、黒豆やお雑煮など新しい年も感じる内容です。それと印象的なのがメレンゲを使った卵かけご飯。見た目のインパクトもかなりあって楽しいですが、さらにふわふわな食感が衝撃的です。メレンゲにするか普通の卵かけご飯にするかは注文時に選べるのですが、迷わずメレンゲをおすすめします。
ゆったりとした時間が流れる店内で、ゆったりとしたランチを。食後にドリンクを追加注文。実は吹上の森にはほんとにたくさんのドリンクメニューがあり、特に季節のフルーツを使ったジュースやソーダが人気です。またスイーツもしかり。夏にはかき氷にも注目です。

世代を超えて、魅力を感じられる。

吹上の森ならではの、ゆるりとした寛ぎに魅了され、リピーターも数多くいらっしゃるようです。また客層も家族連れからカップル、シニアまで非常に幅広いです。それだけどんな世代にも共通して良いと感じられる特別な魅力が、吹上の森にはあるのです。

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