灘浜サイエンススクエア
なだはまさいえんすすくえあ □兵庫県神戸市





鉄をテーマにした、体験型の科学館。
灘浜サイエンススクエアは、神戸を代表する大企業である神戸製鋼所が運営する科学館。当然といえば当然ですが、「鉄」をテーマにした体験型の展示がたくさんあって、今まで知らなかった鉄のことを学べる施設です。
神戸市灘区の臨海部にある、神戸製鋼所神戸線条工場。敷地面積は約107万m²という巨大な敷地で、主に鋼鉄を圧延して様々な太さの線材を生産する工場です。灘浜サイエンススクエアはその神戸製鋼所神戸線条工場に隣接して、2004年にオープンしました。

「灘浜サイエンススクエア」は神戸製鋼所が運営する無料の科学館。工場に隣接して、2004年にオープンした。


灘浜サイエンススクエアのエントランス。


マスコットの「コベルコマン」がお出迎え。
臨海工業地帯に、神戸製鋼が作った施設。
まさに大工場の隣に造られたという感じで、敷地からは巨大な煙突や建物、それと鉄鋼を運んでくる船が接岸できる施設が目の前に建ち並びます。また頭上には高速道路の高架が走り、臨海工業地帯のど真ん中にいる感じ。そんなシチュエーションの中、灘浜サイエンススクエアだけは一般の人でも立ち入れるエリアといった環境に立地しています。
コンクリート打ち放しのシンプルな建物で、受付で人数を申告してから入館します。2階建ての館内で、ほぼ全ての展示は1階に集まっています。

神戸製鋼所神戸線条工場の敷地面積は約107万m²という巨大な工場。主に鋼鉄を圧延して様々な太さの線材を生産している。


隣には工場の巨大な設備が聳え立つ。


頭上には高速道路の高架が走る。


工場で作られている線材のサンプル。


製鉄会社ならでは展示が楽しめる。
鉄や金属にまつわる、体験型の展示が充実。
まずは神戸製鋼所神戸線条工場を知る、プロジェクションマッピングや巨大プロジェクターの映像があります。「コベルコマン」という神戸製鋼のキャラクターが出てきて、ペレットと呼ばれる鉄の塊が最終的には太さ1cm未満の細い線材になるまでの工程が説明されています。でも逆にそのためだけにこれほどの巨大工場が必要ということにも驚きます。
その他の展示は、鉄や金属にまつわる体験型のものがかなり充実しています。どれも子供たちが自ら不思議を発見し、体感しながら学べるように工夫されていて、学習施設としてぴったり。しかも無料ということもあり、日曜日のこの日は親子連れでいっぱい。子供たちの歓声が館内に響き渡っていました。週末には無料で様々なサイエンスショーや教室も開かれていて人気を集めています。

館内では鉄や金属にまつわる体験型のものがかなり充実。自ら不思議を発見し、体感しながら学べるように工夫されている。


赤茶けた色の鉄鉱石。


製鉄には欠かすことができないのが石炭。


大掛かりな体験型の展示も多い。


子供たちに大人気の「エナジータワー」。
建物屋上にある、ビオトープ。
建物は2階建てですが、2階の大部分は屋外になっています。そしてそこにあるのはビオトープ。なだらかな芝生の斜面地に、直径10mほどの池があります。池をのぞいてみるとタニシや魚が水草の合間に見えます。また水面にはトンボが飛んでいて、小さな生態系が作られていました。もちろん周囲は臨海の工業地帯。それでも環境さえ整えられたら生き物たちが暮らしていけることもまた、実感として知ることができ勉強になりました。
またこの場所からは神戸の海を見渡すこともできました。秋晴れの澄んだ空に海の色と、まだ緑を湛えた芝生の広場が美しく映えていました。

屋上はなだらかな傾斜で、芝生広場とビオトープになっている。水草や水生生物が池に見え、小さな生態系ができている。


建物の屋上部分はガラス張りになっている。


ビオトープの池は直径10mほど。


神戸の海を見渡すこともできる。


秋晴れの澄んだ空と海の色が美しかった。
photo.
アクセスマップ
詳細情報
名称 | 灘浜サイエンススクエア |
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所在地 | 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 |
問い合わせ先 | 078-882-8136 | 灘浜サイエンススクエア |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始 |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場 |
公式サイト | https://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/ |
wikipedia | ー |
食べログ | - |
トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298562-d13018859-Reviews-Nadahama_Science_Square-Kobe_Hyogo_Prefecture_Kinki.html |
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