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住吉神社(加西市) 住吉神社(加西市)

住吉神社(加西市)

すみよしじんじゃ □兵庫県加西市
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オススメ度

存在感を放つ、重文の三社本殿。

その日のお目当てだった酒見寺を訪れた時に、その境内からひと続きになった場所に見つけた、3棟並んだ本殿。そのシルエットを見た瞬間、行かなくてはならないという衝動に駆られる存在感がありました。すっきりと晴れ上がった春の青空に映える、3つの破風と千木。この3棟並んだ本殿は、拝殿とともに国の重要文化財に指定されている建物で、この神社は住吉神社といいます。
酒見寺の本堂とは池を挟んで東西に並んでいて、両者を石橋が繋いでいます。素人目に見ても、何らかの関わりがあるのが一目瞭然。それは後にご紹介することにします。

住吉神社(加西市)

静かに歴史を物語る、境内の勅使塚。

本殿の右側から住吉神社の境内に入ったので、あらためて正面の鳥居から入り直します。すると境内の真ん中にこんもりと盛り上がった円形の築山があります。古墳か何かかと思ったちょうどその時、近くにボランティアガイドの方がいらっしゃったので聞いてみました。
この築山は勅使塚と呼ばれているそうで、住吉神社の祭りの時に舞台として使われるようです。普段は柵が巡らされていて、立ち入ることはできません。なぜ勅使塚なのかというと住吉神社は古くから大和朝廷と結びつきが強く、江戸時代末期まで毎年朝廷から勅使が参詣を続けていたことに由来するそうです。8世紀から1000年以上続いたといい、住吉神社の格を物語る歴史です。

住吉神社(加西市)

端正さと流麗さを兼ね備えた、3棟の本殿。

拝殿とその向こうに見える3棟の本殿、その端正さと流麗さを兼ね備えたファサードは、見る者を魅了します。3棟の本殿はそれぞれ中本殿、東本殿、西本殿と呼ばれ、拝殿にも3本の鈴緒があります。
その歴史は長く、717年には現在の地にあったと伝わります。古くから非常に有力な神社でしたが、3度の焼失を経て衰退しました。しかし江戸時代初期に姫路城主の池田輝政により復興されてからは再び地域の大社として親しまれてきました。現在は住吉神社ですが、明治時代の神仏分離令で酒見寺と別れるまではずっと酒見社と呼ばれていたそうです。

住吉神社(加西市)

静寂の境内は、祭りのあと。

また毎年4月初めの土日で催される「北条節句祭り」でも有名。もう900年以上続く、この地域を代表する祭り。播州三大祭の1つに数えられています。東西の神輿と15台の豪華な屋台が、町中を巡行したあと住吉神社に集まり、さまざまな神事などが行われます。実は訪ねた日のちょうど祭りの1週間後。もう、何事もなかったかのように静寂の境内。賑やかな祭りの日に来たかったという思いも沸きましたが、今日はもう少し、この静けさを楽しむことにしました。

住吉神社(加西市)

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 住吉神社(加西市)
所在地 兵庫県加西市北条町北条1318
問い合わせ先 0790-42-0423 | 住吉神社
休業日 -
料金 -
駐車場 無料駐車場
公式サイト -
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/住吉神社_(加西市)
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1022832-d6676219-Reviews-Sumiyoshi_Shrine-Kasai_Hyogo_Prefecture_Kinki.html
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