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牧のうどん・博多うどん 牧のうどん・博多うどん

牧のうどん・博多うどん

まきのうどん・はかたうどん □福岡県福岡市
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オススメ度

リピート必至、博多っ子を虜にするうどん。

牧のうどん・博多うどん

福岡名物グルメといえば明太子、もつ鍋、博多ラーメンや水炊きなどがありますが、最近全国的に知られるようになってきたのは博多うどん。実は福岡はうどん発祥の地とも言われ、県民のうどん愛が非常に強いことで知られています。讃岐うどんとは違って、麺がフワフワになるくらい柔らかいのか特徴。ラーメンは硬く、うどんは柔らかいのが福岡の常識です。ダシも鰹節やアゴなどの味が強めで、薄口醤油を使います。また甘辛く煮詰めた肉やゴボウ天や丸天が具として人気があり、総じて他の地域のうどんより色々と具を乗せがちです。15年前だとごく一部の観光客しか注目していなかったかもしれませんが、最近では特集サイトも作られるほど認知されてきました。

地元も観光客も老若男女、幅広い客層。

牧のうどん・博多うどん

今回は福岡を中心に九州北部で多くの店舗を展開する「牧のうどん」を訪ねました。「牧の」は牧野ではなく、創業地である牧という地名にある、ことから名付けられのだそう。目がチカチカしそうな黄色い看板が目印です。本店は糸島市にありますが、今回は移動中にも気軽に立ち寄れる博多駅のバスターミナル地下にあるお店を選びました。
他の店では卓上の紙に自分で記入して注文するそうですが、博多バスターミナル店は店頭で食券を買うスタイル。博多バスターミナル店だけかもしれませんが、観光客にも分かりやすいように食券機の全てのボタンに写真がついていて選びやすいです。一番おすすめっぽい、肉ごぼううどんにします。店内はカウンター席が多く、老若男女といった感じで幅広い客層です。私みたいな出張サラリーマン風もチラホラ。

減ってゆくスープと、注ぎ足し用のやかん。

牧のうどん・博多うどん

牧のうどんは、特徴だらけです。まずうどんの麺の硬さを選べます。ここは事前情報に照らし合わせて「やわ」で注文。周りの人もやはりほとんどが「やわ」を頼んでいます。そして運ばれてきたうどんは今までの経験にはない見た目。まず具がたくさんで、ごぼう天が5本、たっぷりのすき焼き風の牛肉、天かすで下のうどんがほとんど見えません。でもチラッと見えるうどんは、噂通り見るからに柔らかそう。普通はうどんのスープ(牧のうどんでは出汁のことをスープと呼ぶのです)に麺は沈んでいるイメージですが、膨張した麺がスープより上に盛り上がってきています。ネギは卓上に置いてあり、取り放題。それと特異なのは小さなやかんが付いていて、そこには注ぎ足し用のスープが入っていること。牧のうどんは茹でたあとに冷水で締めず、いわゆる釜揚げなので、食べている間もどんどんスープを吸い取って少なくなっていくのです。

食べても減らない、ふわふわのうどん。

牧のうどん・博多うどん

まず見た目に気持ちが高揚しましたが、早速いただきます。うどんは想像以上の柔らかさです。そしてたっぷりスープを吸って、しっかり味が付いています。さらに「食べても食べても減らない」と言われるように、スープを吸い続けるので麺が全然減らないように見えます。面白いです。ごぼう天は衣が大きく、サクサクに揚げられていて食べ応えがあります。ちょっとスープを吸わそうと思っても、水位が低いのでなかなか浸からないのもさすがといった感じ。甘辛く煮込んだ牛肉とネギがまた絶妙で、食べるたびに食欲が高まっていきます。
最後の方には本当にスープが無くなってしまったので、注ぎ足し用スープをやかんから流し入れます。なるほど、これが無かったら最後までいただくのも難しいかもしれません。最初から牛肉の甘辛が染み出していたのでスープもリセットされたのですが、スープ単独では結構カツオが効いたエッジのある味でした。

香り高く絶品の、「かしわめし」。

牧のうどん・博多うどん

それと牧のうどんで忘れてはならないのが「かしわめし」。これが実は絶品なのです。「かしわ」とは鶏肉のことで関西や九州で使われる方言、かしわめしは言わば鶏肉の炊き込みご飯です。牧のうどんのかしわめしは磨き上げた出汁と鶏肉の旨味、甘味のある九州の醤油が染み込んだ絶品。米粒の表面もツヤツヤしています。鶏肉の香りと出汁が抜群の具合で融合していて、刻んだゴボウが芳ばしい香りで追いかけてきます。これ、一口食べたら止まらない美味しさです。ちょっとネギを足すとまた風味が倍増。この「かしわめし」を目当てに来店する客も少なくないそうです。

うどん好きの博多っ子を、虜にしてきた。

牧のうどん・博多うどん

ということで、まさに一度食べたらリピートしたくなる牧のうどん。博多ラーメンみたいに替え玉システムがあったり、店頭では持ち帰り用のうどん玉やスープ、そして珠玉のかしわめしも販売されています。博多駅近くなので、かしわめしなんて駅弁代わりにも最適。かけうどんが380円からと、お値段的にもとてもリーズナブル。創業から45年以上、うどん好きの博多っ子を虜にしてきたのも納得です。福岡では他にもチェーン店があり、うどん愛を感じます。ラーメンだけではなくて、博多のうどんも色々巡ってみたいと思わせてくれた名店でした。

photo.

アクセスマップ

詳細情報

名称 牧のうどん・博多うどん
所在地 福岡県福岡市博多区博多駅中央街2-1 博多バスターミナル B1F
問い合わせ先 092-483-1130 | 牧のうどん 博多バスターミナル店
休業日 不定休(博多バスターミナルに準ずる)
料金 -
駐車場 -
公式サイト https://www.makinoudon.jp/
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/牧のうどん
食べログ https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40042204/
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g14127501-d10168509-Reviews-Makino_Udon_Hakata_Bus_Terminal-Hakata_Fukuoka_Fukuoka_Prefecture_Kyushu.html
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