奈良の鹿
ならのしか □奈良県奈良市






<春日の神の使いは、奈良公園のアイドル。>
奈良公園に生息する、神の使いとされる「奈良の鹿」。古くから人々と共存してきた鹿は、鹿せんべいをねだる愛らしい姿で多くの人を魅了します。公園内だけでなく、街中を悠々と歩く姿は奈良ならではの光景です。本記事では、奈良の鹿の魅力やアクセス、実際に訪ねて分かったオススメ情報などを詳しく紹介します。
春日の神の使いは、奈良公園のアイドル。
ご存知の通り、奈良公園と言えば鹿です。意外にも全て野生の鹿で、古くは奈良時代より春日大社の神の使いとして大切に保護されてきました。その歴史と、町と同化して暮らす野生種という点で、ごく普通のホンシュウジカであるにもかかわらず、国の天然記念物として今も厚く守られています。
奈良公園に悠々と暮らす鹿たちは、とても平和で我々と優しく接してくれます。鹿せんべいをねだる時にするおじぎのような仕草は、とても愛敬のあるものです。近くで見たり、頭を撫でてあげたりすると、その大きく純粋な目、つらりとした毛並みの触感はとても美しく、触れ合うごとに我々を癒してくれます。

奈良といえば鹿。古来より神の使いと崇められ、大切にされながら人間と一緒に暮らしてきた。
 
    
夏前になると、毎年たくさんのバンビが顔を出す。
 
    
どこを歩いても、鹿たちと出会える。
 
    
興福寺東金堂の前に集まる雄鹿たち。
 
    
秋になると、角が鋭さを増す。
そして突然生まれた、幻の白い鹿。
約1200頭いる奈良の鹿の中に、突然変異で産まれた真っ白な鹿がいます。1994年に産まれ、モモと名付けられた雄鹿です。かつては園内を自由に歩き回っていて、幸せの鹿として人気を集めました。ただそれがゆえに、元来虚弱体質である白鹿にとってはストレスとなり、モモは現在は鹿苑という施設で育てられています。鹿苑の門の隙間から見ると、のんびりと座って過ごす彼を見付けることができましたが、いつかまた春日野の芝生の上を元気に走り回って欲しいと願っています。

鹿たちは奈良のあらゆる風景を、より劇的になものに演出してくれる。この鹿が見つめる先は、東大寺の大仏殿。
 
    
道路にある鹿注意の看板と、実際の鹿たち。
 
    
交差点を渡る姿も、もはや日常。
 
    
町中にもさまざまな鹿を見かける。
 
    
奈良ホテルの旧大乗院庭園にて。
 
    
県庁前の登大路園地を悠々と歩く鹿たち。
 
    
かつて暮らしてした、白鹿の「モモ」。
photo.
アクセスマップ
■公共交通機関
- 近鉄・JR「奈良駅」から徒歩:近鉄奈良駅は約5分/JR奈良駅は約20分。またはJR奈良駅から奈良交通バスで「県庁前」または「奈良公園バスターミナル」停で下車すぐ(運賃250円)。
- ぐるっとバス(市内循環バス):近鉄奈良駅~奈良公園~若草山麓を結ぶ土日祝中心運行。1乗車100円~。
■車・駐車場利用
- 敷地内に駐車場はありませんが、三箇所の県営駐車場があり(奈良登大路・高畑など)、渋滞や満車の可能性があるため公共交通がおすすめです。
詳細情報
| 名称 | 奈良の鹿 | 
|---|---|
| 所在地 | 奈良県奈良市春日野町160 | 
| 問い合わせ先 | 0742-22-2388 | 奈良の鹿愛護会 | 
| 休業日 | - | 
| 料金 | - | 
| 駐車場 | なし | 
| 公式サイト | http://naradeer.com/ | 
| wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/奈良の鹿 | 
| 食べログ | - | 
| トリップアドバイザー | https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d10297321-Reviews-Rokuen-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html | 
| LAST VISIT | 202401 | 
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