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若草山の山焼き 若草山の山焼き

若草山の山焼き

わかくさやまのやまやき □奈良県奈良市
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オススメ度

古都の夜空を焦がす、春を待つ儀式。

若草山の山焼きは、奈良の年始の風物詩として長年親しまれています。草原の山を丸ごと燃やしてしまうって、よく考えるとダイナミックな行事です。東大寺興福寺による領地争いが起源とか、迷信を信じたがための放火が起源とか、諸説があるみたいですが、実際のところはよく分かっていません。毎年1月の下旬に行われ、山焼きが終わるとようやく正月気分が抜ける気がしたものでした。点火と前後して尺玉花火が打ち上がるので、幼い頃はどちらかというとその花火の方が楽しみだったのを覚えています。

若草山の山焼き

奈良人にとって若草山の山焼きは冬の折り返し地点。遠くの遠くに、春を感じ取る。その合図の打ち上げ花火から幕が開ける。

若草山の山焼き 若草山の山焼き

奈良市では、一年で一番立派な花火大会。

若草山の山焼き 若草山の山焼き

子供の頃は、山焼きよりも花火が楽しみだった。

昨日までの山と違うことが、新しい季節の合図。

ちなみによく見る新聞の山焼きの写真は多重露光で撮影されているため、山全体がメラメラと勢いよく燃えているように見えますが、実際は違います。下から順番に火をつけていくため、じわじわと部分的に、順番に燃えていきます。それでも空気が乾いた日の山焼きは、みるみるうちに山肌を炎が駆け上がり、その様子はかなり迫力があります。
夜に燃えるので翌朝になって初めて、若草山が昨日までの色と違うことに気づきます。それはほんのちょっとだけ記憶を混乱させます。こげ茶色になった山が美しい若草色に衣替えする時、淡い新緑の匂いとともに奈良には春がやってきます。

若草山の山焼き

花火が終わると急に静かになり、若草山の数ヶ所で隊列を組んだ地元の消防団員が点火。数日前からの天候によって炎が勢いよく山肌を駆け上がっていく年と、じわじわと広がっていく年がある。

若草山の山焼き 若草山の山焼き

炎の帯が、斜面を上がってゆく。

若草山の山焼き 若草山の山焼き

浮見堂から見た山焼き。池には氷が張っていた。

photo.

アクセスマップ

■公共交通機関
  • JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通バス(市内循環外回り)に乗車、「大仏殿・春日大社前」または「春日大社表参道」下車、徒歩約12~15分
  • 近鉄奈良駅から徒歩の場合は約30分
■車・ドライブウェイ
  • 車でのアクセスには「奈良奥山ドライブウェイ」を利用(新若草山コース)。普通車往復約530円、駐車場から展望台まで徒歩約5分
  • 天理IC(西名阪道)や宝来IC(第二阪奈)から約30~40分
  • 山麓周辺には公共駐車場あり(大仏前・高畑パーキングなど)
■徒歩・登山ルート
  • 春日山遊歩道(無料・年中開放)や有料の若草山登山道(開山期間3月第3土曜~12月第2日曜)から山頂へ登る

詳細情報

名称 若草山の山焼き
所在地 奈良県奈良市春日野町若草157
問い合わせ先 0742-22-3626 | 奈良若草山観光振興会
休業日 入山期間中無休
料金 入山料 大人150円、小人80円
駐車場 なし
公式サイト -
wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/若草山
食べログ -
トリップアドバイザー https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298198-d1137554-Reviews-Wakakusa_Hill-Nara_Nara_Prefecture_Kinki.html
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